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風に吹かれて・Muxia

長年生きてたら、いろいろありました。
今までの出来事、不思議な話、日々の出来事など、
思いついたら書いていきます。

 

カミーノとは、スペイン語で「道」という意味。

 

Wikiによると

「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」との名称で、

>> キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。

 

だそうです。

 

終点のサンチアーゴには、ヨーロッパ各地からの道が集まっていて、

その中で私が歩いたのは、 フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 と呼ばれる、全長約800Kmの道です。

有名なモンサンミッシェルからの道もあります。

 

印象としては、確かに、キリスト教の巡礼道ではあるのですが、

実際に行ってみたら、キリスト教徒ではない人たちがたくさん歩いていました。

ゴール終点で知り合ったモロッコのイスラム教徒もいました。

 

もちろん、ばりばりのカトリック教徒も世界から集まっていますが、同時に、

スピリチュアル系の人たちが多く歩いていたり、スポーツとして参加してる人もたくさんいました。

だからかどうか、「アルベルゲ」

と呼ばれる、一泊500円から1000円(無料のところも)の「巡礼者用の宿(ドミトリー)」には、ベジタリアン向けのメニューを提供するところも多く、

そこで、ヨガの講習があったり、瞑想場所があったりもしました。

 

スペインとフランスの国境付近、ピレネー山脈にある「 Saint-Jean-Pied-de-Port (サンジャンピエドゥポーと読みます)」から出発して、約35日ほどで800キロ(正確には799キロ)を歩いたので、単純に計算すると、一日約28.8キロ程を歩いた事になります。

 

スペインを横断する形といってもイメージがわかないので、日本列島で調べてみたら、800キロというのは大阪から東北付近にあたりますした。実は結構長かったんですね。

 

普段は特にスポーツもしていないし、歩く事もほとんどない毎日だったので、大丈夫かなあとは思ったのですが、そのうち慣れるだろうとかなり軽い気持ちで行ってしまいました。

というのも、カミーノはこれが2回目だからです・・・前回は時間的な問題もあり、約半分しか歩けなかったので、今回は最後まで歩くぞ、と決めていました。

 

一ヶ月以上に渡って毎日歩くのですが、途中、丸一日お休みしたり、調子がよいので40キロ近く歩いたりと、大まかな計画はあったものの、その日その日でどこまで行くかを決める、という形で歩きました。

 

普段から山歩きなどしてる人は、一日40キロとか50キロとか歩いて、あっという間にサンチアーゴに行ってしまう人もいれば、倍の二ヶ月ほどをかけてゆっくり歩く人、毎年10日ずつ、数年に渡って歩く人など様々です。

とはいうものの、実はカミーノを歩くのは今回で2回めでしたので、行けば何とかなると確信して、だめだったらまた帰って次の機会に歩けばいい、くらいの気持ちで行きました。

 

続く