――M4は「ルフラン」ですが、これも初期の頃の曲ですか?
M undoをやろうとして「マミマミ」の次にできた曲なので、
まあ初期の曲ですね。
実は2018年10月頃、3rdシングルとして
Tune Core Japanで配信しようと思ってたんですよ。
そのときは、締め切りまでにMIXが間に合わなくて
実現しなかったので、今回が初配信となりました。
――バラードっぽくて、これまでの3曲とは
ガラッと雰囲気の変わる曲ですね。
M 聴いてくれた方はみんなわかると思いますが、
これ、もろザバダックなんですよ(笑)。
特に、「ガラスの森」と「美チャンス～妖しい輪舞」に
影響受けていますね。どちらも３拍子系の曲なんで、
この「ルフラン」もやっぱり３拍子になったという。
――前に「ル・ポレン」もザバダックの「蝶」をイメージした
というお話がありました。ザバダック、好きなんですね。
M 好きですね。1990年代はよく聴いてました。
特に、上野洋子さんがボーカルをやられていた頃の曲ですね。
「遠い音楽」なんかも、以前ライブでよくやってました。
――「ルフラン」というタイトルはどこから？
M 昔アイドルだった井上望さんの「ルフラン」とか、
高橋洋子さんの「魂のルフラン」とか、
いろんな曲に使われていますよね。
まぁ「ル・ポレン」のときと同じで、単にいい響きだなと思って。
「リフレイン＝繰り返し」という意味なので、
生きとし生けるものの輪廻転生みたいな曲にできたらいいなと。
そういうことを愛琉に伝えて、歌詞を書いてもらいました。
――「マミマミ」同様、MUWさんが最初にお題を考えて
愛琉さんが歌詞を書くという形ですね。
M そうです。「スカイハイ」「サマーメモリー」は
お題ナシで自由に作ってもらったんですが、この曲のように
お題を与えて作ってもらうパターンもいくつかあります。
愛琉の歌詞はすごく気に入ってますね。
自分だったら、とてもこんな歌詞は書けない(苦笑)。
――音的にはリコーダーっぽい音とか、マンドリンっぽい音とか
ザバダック風の雰囲気が出ていますね。
M そうですね。イントロと間奏に入るリコーダーっぽい
フレーズは、実はシンセの手弾きです。
シーケンサーに打ち込むと、フレージングが
うまくいかなかったので。
“打ち込み命”の僕にしては、珍しい試みです。
あと、マンドリンのフレーズも泣けますよね(笑)。
これら全部KORGのトリニティーですよ。
――冒頭で、SEも使っていますね。
M 森の音のSEを入れています。ベタですけどね(笑)。
SE入れるの好きで、この後の曲もいくつか入ってますよ。
つづく
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