2000年度「このミステリーがすごい!」 ベスト9選出作品
作者: 多島斗志之
出版社: 角川文庫
初版: 平成15年
街から離れた岬の上の病院に、榊は精神科医として赴任する。
精神科医としてキャリアがあった榊だが、自分の担当患者、亜左美には苦労する。
榊には、亜左美が榊の医療行為を、故意に邪魔しているように思えたのだ。
そんな折、事故死と聞かされていた前任の沢村先生の死因が「自殺」であると聞かされる。
しかも亜左美は沢村先生の遺体を見たというのだ。
一方、東京都博物館の学芸員である瑶子は、ある噂を耳にする。
「この博物館に保存されている狛犬は贋作らしい」
物語は、病院勤務の榊医師と学芸員である瑶子の話が軸に進んでいきます。
一見関連が無いような、精神科の病院と美術の贋作問題が結びついていきます。
鍵となる人物が、
患者である亜左美、臨床心理士の広瀬、以前は学芸員で現在は榊の担当患者である五十嵐。
何といっても、広瀬がかなりの重要キャラに途中からなります。
亜左美は亜左美でそうなるか・・って感じですが。
医師が主人公、しかも、精神科が舞台だけあり、さまざまな病名が出てきます。
分裂病、鬱病、離人神経症、多重人格etc・・。
よく聞く病名も多いですが、あまり詳しい違いがわかっていなかった自分にとっては、
改めて理解した部分も多かったです。
読んでいて考えたのは、医者と患者の距離の取り方について。
物語の中でも、榊は以前の患者のストーカー行為により、離婚をした設定になっており、
他の医師も離婚はしていないものの、家庭は不和になっている状況が描かれていました。
もちろん、全てがそうではないでしょうが、特に精神科医と患者は、
普通の医師達よりそこの部分が大変なんだろうなと改めて感じました。
ただ、自分としては、榊が違うアプローチで亜左美や広瀬に接していく片鱗の所で、
終わってしまったので、少しでいいからその後について触れてほしかった気がします。
特に、亜左美がその後どうなったのか気になります・・。
作者: 多島斗志之
出版社: 角川文庫
初版: 平成15年
街から離れた岬の上の病院に、榊は精神科医として赴任する。
精神科医としてキャリアがあった榊だが、自分の担当患者、亜左美には苦労する。
榊には、亜左美が榊の医療行為を、故意に邪魔しているように思えたのだ。
そんな折、事故死と聞かされていた前任の沢村先生の死因が「自殺」であると聞かされる。
しかも亜左美は沢村先生の遺体を見たというのだ。
一方、東京都博物館の学芸員である瑶子は、ある噂を耳にする。
「この博物館に保存されている狛犬は贋作らしい」
物語は、病院勤務の榊医師と学芸員である瑶子の話が軸に進んでいきます。
一見関連が無いような、精神科の病院と美術の贋作問題が結びついていきます。
鍵となる人物が、
患者である亜左美、臨床心理士の広瀬、以前は学芸員で現在は榊の担当患者である五十嵐。
何といっても、広瀬がかなりの重要キャラに途中からなります。
亜左美は亜左美でそうなるか・・って感じですが。
医師が主人公、しかも、精神科が舞台だけあり、さまざまな病名が出てきます。
分裂病、鬱病、離人神経症、多重人格etc・・。
よく聞く病名も多いですが、あまり詳しい違いがわかっていなかった自分にとっては、
改めて理解した部分も多かったです。
読んでいて考えたのは、医者と患者の距離の取り方について。
物語の中でも、榊は以前の患者のストーカー行為により、離婚をした設定になっており、
他の医師も離婚はしていないものの、家庭は不和になっている状況が描かれていました。
もちろん、全てがそうではないでしょうが、特に精神科医と患者は、
普通の医師達よりそこの部分が大変なんだろうなと改めて感じました。
ただ、自分としては、榊が違うアプローチで亜左美や広瀬に接していく片鱗の所で、
終わってしまったので、少しでいいからその後について触れてほしかった気がします。
特に、亜左美がその後どうなったのか気になります・・。