「翻弄」ゆらぎ309『Vanilla seet No.8』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。






。。。。。。。。。。

Vanilla sweet 其の8

。。。。。。。。。。






It is continution

続きをどうぞ・・・







「カート…」


「コーヒー?」



「うん…コーヒー」



コーヒーを入れ直して振り返ると、ソギは
カウンターに俯せていた。


彼の長い脚はカウンターを大きく占領して
いる。



カートは込み上げてくるソギへの思いを堪
えて、彼の首筋に触れた。




「コーヒー出来たよ」



カートの声でソギは顔を上げた。

茫然とした顔でカートを見る。


そして


何か言いたそうに口を開きかけたが、躊躇
った。


ソギの眼はカートのそれと同じ高さにあ
る。



「言って」


カートはソギの頬に触れた。



「言っていいんだよ」


ソギは必死に言葉を捜そうとしている様子
だったが、何と言っていいのか解らず、カ
ートの体を引き寄せて、腰を掛けたまま彼
に抱きついた。


ソギの窮屈に折り曲げられた膝は、カート
の腰の骨にぶつかった。


「ああ、ジーザス…」


ソギの呟いたのはこれだけだった。





いとおしいソギの誕生日。



扉の向こう側から聞こえる幸せな悲鳴と笑
い声は、英語になったり、韓国語になった
り。



だから…


カートは、ソギの相手は自分と同じアメリ
カ育ちの男であることに気がついた。



おまけに…


その英語には、腐ったような甘い俗語が混
じっていたから、彼は、相手が誰か悟って
しまったのだった。



カートは、どう振る舞っていいのか、さっ
ぱり解らずに、ただただ、持っていた花束
に顔を埋めて苦い思いを噛みしめた。


微かに香る紫陽花の匂いの中で、ちくちく
と何かがカートの鼻を刺す。



紫陽花って、棘があったっけ?



目を凝らすと、それはバースデーカードを
入れた封筒の端っこだった。



カートの淡い恋心はあっけなく扉の外で壊
された。



カートは新聞受けに花束を投げ込んで、ア
パートの外に走り出た。



しばらく走ると息が切れる。
息が切れると、悲しみも途切れる。


泣いていいのか

笑っていいのか


どうしていいのか解らない




まったく!

カートは肩をすくめて呟いた。



「ああ、ジーザス…」





クラブのDJブースにいる時のソギは、あ
まりにもフリーキーで、カートを怖気づか
せる程だったが、メイクを落としたソギ
は、こちらから抱きしめて押し倒してしま
いたくなるような無防備な魅力を備えてい
た。



昨夜のソギは、カートを欲情させるほどに
性的だった。


それも、もちろん、悪くは無かったけれ
ど、今のソギにはこちらからソギに欲望を
持たせたいと思わせる何かがあったのだ。


そして


自分の仕掛けるすべてのことでソギを満た
してあげたいとカートは感じていた。



その手始めが


誕生日の花束だった…





to be continued



今日もお付き合いいただいてありがとうございます。
いつもいいね!やコメントをありがとうございます。



3月5日午後6時

【Star】

新曲のお知らせでした


可愛いお顔が見れました~^^



10日にデジタル配信

5月にシングル発売?…されるのかな?…





早く聴きたいな♡



みなさま♡

佳い週末を過ごしてねぇ~~~♬(*'▽')♬♬




あんにょ~ん♡