「翻弄」ゆらぎ290『ムギョル No.15』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。





。。。。。。。。。。

ソギ & ムギョル 其の15

。。。。。。。。。。





It is continution

続きをどうぞ・・・







ソギから目が離せない。

ムギョルを一心に見つめるソギから。



着飾った女たちがソギを見つめる。
ソギの視線の先にはムギョルがいる。





金曜日の夜


12時をまわると


ソギを探して



カートは自分の視線が客たちの間をうろう
ろと歩きまわるのを感じる。



彼は、その正直さに狼狽えて冷や汗をか
く。


悟られたくない。


彼は、もうずいぶんと長い間、そう思い
続けてきた。



そして


そうし続けることは、カートの表情や服
装や態度を変化させた。


彼自身もそれに気付いていた。



彼はもう、昔の野暮な少年ではない。



何気ないお洒落をカッコよくする、という
ふうに、こういった場所での洗練をいつの
まにか身に付けていた。



DJボックスの中で慎重にレコードを選ん
でいる時、ヘッドフォンと耳の間で金の鎖
が自己主張をするように揺れて、常連の女
性たちを夢中にした。



彼女たちの熱い眼差しをうるさそうに避け
るためにカートは上目遣いをしたが、それ
はまさしくクールと言われるものだった。



常連の女性たちがリクエストを
したいの、と後ろ側にやってくる。



「ジョーンズをかけて」



OK!と一言だけ言うカートに肩透かしを
食わされたような気持ちで、どうしていい
のかわからずに、彼女たちはその場に立ち
すくむ。



カートに



たった1曲をリクエストするために選んだ
服を着てきたというのに。



彼女たちは彼をアイスと呼び始めた。




聞き分けの無い自分の視線が急に止まる。
ソギはカートの視線を綺麗によけた。



DJボックスの真ん前の席にすわってるソ
ギ。



自分の席から見たくなくても見えてしまう
席に。



どんなに込み合っていても、従業員はソギ
のために席を作った。



お行儀の悪い連中の仲間に、彼を入れたく
ないと店の従業員は思っているようだっ
た。



まるでVIPのような扱いだ。





ソギに話し掛けているムギョル。
見たこともない甘えの滲む妖艶な微笑み。



ソギはムギョルを一心不乱に見つめてい
る。



そんなソギを、俺は上目遣いで見つめる。




俺は誰にも気付かれないように唇を噛ん
だ。憂鬱とせつなさと悲しみが溢れ出てく
るのを防ぐために。



一体、自分のどこがクールだというのだろ
う。



レコードを擦る白い手袋の中の指たちは、
こんなにも熱く疼いているというのに。



針がレコードを削るように、ソギの仕草の
ひとつひとつが俺の心を削る。



いつの間にか俺の視線自体が針になり、ソ
ギの体を引っ掻く。



すると、その柔らかな肌からは甘くゆった
りとした曲が流れ出る。



目の前にいる俺ではないムギョルを踊らせ
るために。





俺は舌打ちをした。




DJボックスの中で、俺は諦めのため息を
吐き、片手に白い手袋をはめてレコード盤
を選び出し、準備をし始めた。



今宵


ハーレムに集まった客人のための素晴らし
い夜の演出をするために。







to be continued


今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。



Spooncast!??


何が何だかワケワカメ(;'∀')💦
訳が付かないのでイミフだし


新し物好きだよね。
すぐに飽きて放置プレイだし(;'∀')💦(笑)


一人乗りジェットコースターはしばらく静観ということで




あんにょ~ん♡




みなさま♡


佳い週末を楽しんでねぇ~~~♬(*'▽')♬♬