「翻弄」ゆらぎ154『ムギョル』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。


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Byond the time

『時を超えて』ムギョル 其の24

。。。。。。。。。。


It is continution

続きをどうぞ・・・




大きな衝撃を受けた瞬間、ぼくは咄嗟に、頭の中にムギョル
の顔を想い浮かべた。


ムギョルは、大丈夫だろうか?・・・


ぼくを宝物のように優しく抱きしめてくれているビョンゴン
さん。ぼくはいつもビョンゴンさんに守られているから、ど
んな時も安心していられる。けど、ムギョルはどうなんだ
ろう?と、気になった。


あの、式の後、少し躊躇いながら「話があるんだけど、聞い
てくれる?」と、ぼくに言ったムギョルの顔が忘れられない。

ぼくの不安とムギョルの抱いている不安は同じかもしれない。
戸惑っている顔に見え隠れする、怯えているような眸・・・


「・・・どうしたの?」

立ち去ろうとするムギョルに声をかけた。

はっとして振り返ったムギョルの眼には、薄っすらと、涙が
浮かんでいる。


すぐ、ビョンゴンさんにムギョルのことを話さなければ、と
思った矢先に、チョンサが、ぼくとビョンゴンさんを迎えに
来た。ぼくたちは、チョンサに言われるまま、そそくさと裏
口から出て、待っていた車に乗り込んでしまったのだ。


急がなければ・・・

いつになく、焦っている様子のカジモド。


走り出した車の中で、ぼくはムギョルのことを考えていた。




たおやかなムギョルは、ぼくが思う理想の姿をしてる。
ただ、そこに居るだけで光を発し、皆の視線を集める。


知ってか知らずか、ムギョルはそんなことには無関心だ。

一途に、見たいものだけを見つめるムギョルが悩ましい。
その横顔は、ただ、ただ、美しいのだ。


ムギョルは富や名声には全く興味が無い。
純粋な心で、音楽を、芸術を、愛してた。


孤独を紛らわせるようにお酒を飲むのは、ぼくと同じかな?
ムギョルはいつも酔っぱらってた記憶がある。


ムギョル!・・・

ぼくに、何を、話したかったの?・・・




苦い、鉄のような味がして、唇を手で拭った。
衝突の衝撃で、唇を噛んだのかもしれない。


ビョンゴンさんは?・・・

どこ?・・・どこに居るの?

チョンサは?

カジモドは?


周りを見ようとして、体を起こしかけたら、ずるッと傾いて
落ちそうになった。



「ソギー!・・・」

「ソギー!・・・ソギー!!」


ガサガサと葉音がして、誰かが近づいてくる。


ぼくは車から投げ出されて、崖下の藪に引っ掛かってた。
車は崖下で裏返しになってる。


「大丈夫か?」


大きな手で、ぼくを抱え上げ、担架に降ろしてくれたのは、
チョイン医師だった。


「ビョンゴンさんは?」

ぼくの問いに、チョイン医師は質問で返してきた。

「・・・痛いところは?」

口の中が痛い、とだけ答えた。


チョイン医師は、ぼくの顔を両手で挟み、おでこをくっ付け
るようにして、優しく問いかける。


「・・・大丈夫か?」


あの時と同じだ。


チョイン医師はジソブさんがドラマで演じたキャラクターだ。

ぼくは、チョイン医師とジソブさんを別人格だと思えずにい
た。おでこがくっ付いた時、ぼくは初めてジソブさんに抱き
しめられた時のことを思い出して、胸が熱くなり、泣きそう
になった。


あの時、ぼくには専属のマネージャーが居なかった。
もちろん、ビョンゴンさんと知り合う前のことだ。

ぼくは一人で撮影所に通い、夜遅くまで仕事をしてた。

その夜の帰り道、細い路地を歩いている時に、いきなり腕
を摑まれ、塀に体を押し付けられた。

恐怖で声が出ない。


車が滑るように路地に入って来た。その車にぼくを押し込
もうとした男の人が、ぼくの名前を呼んだ。

「・・・グンソクだな」


「助けて!」・・・


思わず叫んだ声を聞きつけて、「警察を呼べ!」と言いながら、
真っ先に飛び出してきた人が、ジソブさんだった。後ろには水
泳部の大柄な友達が5~6人控えていたから、悪人たちは散
り散りになって逃げ出した。


友達と別れたジソブさんは、恐怖で地面に蹲ったままのぼく
を立たせてくれた。ぼくは、ふらふらしていたから、ジソブさん
が抱きしめるような格好になった。やっと立ち上がったぼくの
顔を両手で挟んで「大丈夫か?」と聞いてくれたんだ。


今、ぼくを抱きしめて・・・


大丈夫!と抱きしめて欲しい。



心許ない思いで、救急車の中で治療を受けているぼくに、メリ
とジョンインが駆け寄ってきた。


「ソギ!大丈夫?・・・怪我は?・・・」

メリが続ける。

「ソギ!・・・ムギョルが・・・ムギョルが・・・どこにも居ないの」


無念な顔をしてるジョンイン・・・


ジョンイン・・・ごめんね

ぼくの所為だ。



冬の風の匂いに混じって、頭の中で誰かの声が聞こえてくる。
心を揺さぶるような声がぼくを呼んでいた。



「・・・ソギ!・・・助けて・・・ソギ!・・・」


それは・・・


ムギョルの声だった。












to be continued


今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。


羽生結弦選手!!
2大会連続の金メダル♡おめでとうございます。

土曜日はテレビに釘付けでした。


ハビ&ユズの熱い友情にも感動!!!
ブロマンス万歳~!!!ヾ(≧▽≦)ノ(笑)


そして・・・

15、16日はジソブのファンミに行ってきました。

構成は、歌が増えてすっきりしていたので、とても楽しかった
です。通訳の由紀さんは相変わらず面白くて、ずっと笑ってい
ました。

由紀さん得意の、お振袖も見れて(笑)
嬉しかったです( *´艸`)…♡


ダイエットが難しい、と言ってたジソブ

年齢的に?(笑)ダイエットは諦めた、とか言ってたような・・・
ここ、すごく曖昧ですが…


筋肉質の大きな体に、小さいお顔は、お肌ツルツルで綺麗で
した。恥ずかしそうに笑うジソブの笑顔も、照れながらのダ
ンスも可愛かったです♡


ただ・・・

ヒップホップって・・・

イマイチ、ノリがわからない私・・・(´;ω;`)…♡


夜は、出待ちをするお友達に付き合って、バス停で待ってた時に、
縁石に右足を引っ掛かけて、車道に転んでしまいました。

ぐんちゃんのライブから連続で、少し疲れが残っていた・・・
のカモ?・・・(´;ω;`)です。


すぐに起き上がりましたが、膝と腰を打ったらしく、ちょっと痛
みと…痣も出て・・・腫れて・・・今は湿布生活してます(´゚д゚`)

早く治るといいな!


みなさまも転ばないように、気を付けてくださいね!!






あんにょ~ん♡