10月19日

10月31日

11月16日

むー農園のムベ太郎一族の快進撃の画像を撮り続けた。

ムベはアケビ、ミツバアケビ同じ仲間だが別名トキハアケビ、常緑つる性の珍果だ。

熟せば割れて鳥を誘うアケビに対して実は割れず、鳥は皮を破って甘い果肉を食べる。

甘い果肉は鳥や動物を誘う為に植物が作った糖分の傑作、鳥に種を運ばせる知恵の結晶とも言える。

最小限のエネルギーで最大限の効果を引き出すのが果肉の道理。

アケビの仲間は種だらけで食べると言うよりタネの周囲を「舐めて」種を吐き出す。

実の大半は種で、果肉は白く甘い綿のように種をコーティング、目的からすれば理想的で果実の神様のような実だ。

木の実はすべて果肉が目的ではなく、果肉は種の周囲を味付ける「手段」に過ぎない。

それが植物の本質であり自然界に例外もない。

植物の１年の最大の目的、種の保存の為の生命の結晶のタネを排除、果肉だけを立派に肥大させてさらに甘く味付けるのは人間しかいない。

甘いモモやスイカに見事なサクランボ・・野人はよく食べるが、自然の産物ではなく美味しい加工食品として喜んでいただいている。

まったくとは言わないが健康目的とは分けて考えた方がいいだろう。

ムベ太郎に注目したのはその異様な光景だ。

葉が少ないのに大きな実をたくさん付けている。

１２固の実の数よりも葉枝の数の方がはるかに少ない。

昨年よりはるかに葉が少なく、この株ならせいぜい２個がいいところだろう。

葉が多かった昨年は５個で甘い実をつけた。

長年アケビやムベを山で食べて来たが、巨大なムベの株でもこれほど鈴なりにはならない。

まったくもってアンバランスなムベ太郎一族だった。

理由はあるのだろうが野人にはさっぱりわからんしムベ太郎に聞いても知らんぷり・・

あとでこっそり・・「ムベ子」に聞いてわかったことだが・・

ムベ太郎は・・　実の・・数を間違えたのだ。

花の咲く時期を間違える植物もあるように、彼らにも「ついうっかり」はある。

ムベの食べ頃は１１月だがいまだワインカラーにならず柔らかくもならない。

その味は・・甘くもなく味がない・・

葉がないのだから糖分も満足に作れない

当然・・鳥も食べず　年の瀬になっても寒風に身を晒している

12月7日

12月29日

他は皆・・枯れとるぞ

残念だったな・・・ムベ太郎

タネは丁重に葬って土葬にしてあげよう

見事発芽すればご子息とまた会うこともあるだろう

1月5日現在、　ムベ太郎一族はまだ頑張っている

ムベの化石

http://ameblo.jp/muu8/entry-11199718518.html

ムベ太郎一族の進撃