野人は動物を抱かない。
子供の頃は犬や猫を抱いていたが、何時頃からか抱かなくなった。
抱けばじっとしているし、喜ぶこともあるがそうしなくなった。自分から肩や腹に乗ってくれば放っておく。
絶対とは言わないが、頭や体を撫でることもしないし、触れて可愛がることもなく常に生き物とは一定の距離を置いている。
それが野人の生き物との付き合い方、犬や猫だけでなく蝶やクモやヤモリやゴキも同じだ。
心を持つのが生き物、淋しければゴキだってすり寄って来る。
身近な生き物では恐怖の神様、忌み嫌われるゴキも平等に対応する。
仕方なく手のひらに乗せて対話、お説教、お特訓、台所に移動させたりはするが、膝の上に乗せてまで可愛がる気にはなれない・・
犬や猫などの動物を飼えば家族同様に愛情が増すのは当然、ご飯や体の手入れだけでなく、可愛がり、抱いて撫でない人などいないだろう。
人はそれが出来る身体能力と頭脳と優しさを持っている。
しかし生き物達はそのようなことはされたこともなく、人間だけの道理なのだ。
飼われた動物はそう簡単には野生に戻れない。
生涯添い続けて世話をやく意志がなければこの距離が縮まることはない。
野人は1人でエサを獲り、生きる術を身に付けた。
単独でも集団でもどちらでも順応出来る。
震災、天災、どのような事情にも対応するが、それと同じ哲学で生き物に接している。
何があっても自力で生きて行けるように・・
主従関係もなく、同じ生き物として話しかけている。
胃袋に入り、うんこになる運命の生き物以外は同じ地球で暮らすお友達。
胃袋行きの生き物もお友だちにしたいが、後がつらい。
野菜もチューリップも同じ生き物でありお友達・・
いざとなればお友達も食べなければならない。
それが動物の宿命、殺生は辛いが・・
可愛がられる命、食べられる命、人間によって境界線を引かれる生き物達も辛いだろう。
気難しい論文、理論エッセイばかりでは読む方もくたびれる。息抜きには「むートン動物昆虫記」
ゴキには可哀想だが、あまりにも人気がなさすぎる。
「ゴキよさらば」・・
ニャンコ好きの読者も多いし・・
マリンビレッジに住み着いた血統書付きバリバリの野良「黒猫のニャンゴ」、ぼちぼち「黒猫物語」書き始めるかな。 ネコ踏んじゃった・・
命あるもの達へ
http://ameblo.jp/muu8/entry-10912747355.html
優しさと美しさ 生きもの
http://ameblo.jp/muu8/entry-10842260031.html
志と信念3 エリマキ猫
ケツ向けて腹に乗るんじゃねえ ンコ臭い