原稿書いている最中に天井でカサコソ音がする
見上げれば青空・・いや、ゴキが一匹徘徊・・
天井から近づくゴキはムーと遊びたいゴキだ
心頭滅却・・虫 無視 カメよ・・カメさんよ
ゴキは野人の頭上の天井を輪を描くように一周
カサカサ・・２週・・
何を考えとる バカタレ・・
頭の後光なら歓迎だが
ゴキ～
ではシャレにもならん
それに・・クルリ・・クルリ・・２度回れば
クルクルパ～
・・ではないか
次ぎは電灯を一周・・再び頭上へ戻って来た
カサカサ・・コソコソ・・クソクソ・・
「やかましい
そこからンコすんじゃねえぞ」
ラ・ムーネのゴキ鱗に触れ ゴキ硬直 ・・
仕方ない、ご挨拶くらいはしてあげよう
おいで・・
ポチは「お手」だが、ゴキは「お触覚！」が定番
しかしただの「お触覚」では面白くも何ともない
野人も・・飽きたし 読者もきっとそうだろうな
ゴキにしっかり言って聞かせ お特訓した
後ろ２本足でコウモリのように天井からぶら下がり・・
体を思い切り「ゴキバウア」してお触覚で・・
ご挨拶・・
ゴキ太郎は神妙に野人の提案を聞いていた
いざ・・本番
ゴキバウア～～ 
後ろ足でぶら下がり・・健康法
一見・・ご立派にやり遂げたかに見えたが・・背中
イナバウアに・・なっていないではないか
ゴキ太郎・・
ハエトリのクモ太郎だってクモバウアで・・
万歳やったぞ
・ ・ ・ ・
ゴキ太郎は懸命に頑張ったが どうしても出来ない
気付いたが・・ゴキは背中を・・反らせない
「む～さんが悪かった ゴキ太郎・・」
なでなで・・
ゴキ太郎は電灯を１周して再び戻って来た
カサカサ・・コソコソ・・頭の上で
再び やる気満々・・
「もう いい・・お特訓は終わりじゃ」
そこまでやれば十分 背中 無理に曲げんでいい
健気なゴキ太郎 その根性は認めてあげないとな
居候のハエ太郎