五木の子守唄 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

ゴキ・・ こっち きしめん~

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お・・お触覚!!
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前もって言っておくが、これは「ゴキの子守唄」と読む。

今年もまたゴキが野人にすり寄って来た。

昨年はゴキ太郎にゴキ次郎にゴキ子・・

先日、傍までやって来たのはまた別のゴキだった。

ゴキ太郎は既に旅立ち、ゴキ次郎とゴキ子も消息は定かではない。

彼らが来たのは晩秋から冬にかけてで、動きもヨレヨレだったが、今は夏真っ盛り、ゴキの動きも素早い。

指を差し出し、例によって「お手・・」ではなく、「お触覚!」とやるとちゃんとご挨拶は出来るのだが、まだ手に乗るほどではない。

半分乗りかけては尻ごみをしている。

そこで・・このゴキに野人は歌を歌ってやった

歌は五木の子守唄だったが、反応はいま一つで黙って聞いていた。

当然拍手もしない。

ところが・・ある歌を歌ってやると触覚を振りながらヒョコヒョコ体を上下に揺するのだ。

どう見ても、これは踊っている・・ゴキダンスだ。

これでゴキの好みがわかった。

その内、また聞きにやってくるだろう。

聞きたいかな・・? その曲名。

メキシコ民謡「ラ・クカラチャ」・・・だった。

直訳すればゴキブリと言う意味だ。

もうちょい仕込んで、手のひらで踊るポンポコゴキになったら・・・

一緒に吉本からデビューするか、アルバイトで・・