牡蠣の住む池 松下社 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

松下社の横の池

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岩には牡蠣が・・水門も見える
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入口
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本殿
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クス
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二見に松下社という無人の社がある。

小さいが相当古く、いつ頃のものかは誰もわからない。

祭神はスサノオノミコトと菅原道真。

古樹が茂る蘇民の森を有し、境内には樹齢2千年とも言われ、県の天然記念物に指定された古いクスノキがある。

この根元は人が通り抜けられるほどの空洞になっている。

社は鳥羽と伊勢を結ぶ国道沿いにあり、この数10年間で数えきれないほどこの道を通ったが立ち寄ったことは一度もなかった。

伊勢神宮でさえ数えるほどしか行ったことがない野人だ。

しかし縁あってこの社に入り、すっかり気に入ってしまった。

今では通ると立ち寄り挨拶するようになってしまった。

「こんにちは」・・・と。

スサちゃんと・・ミチザネ君はお友達になりつつある。

荒々しい野性の神様と知性の古人、野人としては親近感があるな。

ヤマタノオロチを退治して風情溢れる歌を詠む・・なかなか良いではないか。

「東風吹かば・・炭火起こせよ梅の木で 八岐大蛇 晩の定食・・」

初めはこのようにお調子者だった野人も、今は悔いあらため、真摯な気持ちで手を合わせている。

野生、本能よりも・・やや知性と品性が勝ってきたからだ。

二見に来ることがあれば松下社を訪ねて見ると良い。

横には立派でピカピカなトイレと道の駅もあり、花菖蒲園もある。

すぐ側の池には小さな土管の水路から綺麗な海水が流れ込み、黒鯛やハゼが住み、アサリも生息、岩には牡蠣がついているから面白いことこの上ない。

錦鯉がいてもおかしくない海水の池・・この野人も・・びっくらこいた。


松下社蘇民の森とトイレと道の駅
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松下社の横の田園風景 ここに協生農園も作るか・・
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