家ダニなど気にしない | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

テレビを見ていたら、ダニの除去をやっていた。う~む・・・・・

野人は滅多に掃除などしないから何十年もダニの中に住んでいるようなものだ。

掃除機を手にするのは数ヶ月に一度だから、ダニの数は一般家庭の比ではない。にもかかわらず一度もダニが気になったことなどない。水浴びは毎日しているから体は清潔だ。

どんな場所にも大腸菌がいるようにダニがいるのは当たり前のことではないか、多い少ないは別にして。人類何万年の歴史の中で住居にダニはいなかったのだろうか。いくら考えてもやろうとしていることがわからない。皮膚の微生物を毎日除去するだけでなく、家のダニまで、しかもその死骸まで体に悪いからと除去しようとする。そして掃除機や空気清浄機の機能を誇示している。妙な時代だが振り回されるほうもおかしい。ダニも細菌に近いようなものだ、撲滅など不可能で、人は長期にわたってダニと共生して来たのだ。皮膚にもそれなりに抵抗力があるし免疫もある。ダニで病気になるならそれは自分の体がおかしいということだろう。と言うより自分でおかしくしてしまったのだ。アレルギーはダニが悪いのではない。彼らのほうがはるかに歴史が長く、大腸菌も風邪のウイルスもダニも年がら年中そこら辺りにうようよしている。人はそんな中に生まれて抵抗力をつけて来た。

どこまで退治出来るか見ものだ。山でヒルや、猪に付く団子虫のようなダニにくっつかれたことがあるが、目に見えるそんなデッカイ奴は野人も退治する。しかし見えない敵は放っておく。そんなものを相手にするほどヒマではない。バルサンも見たことがない。

野人の事務所のダニはちゃんと「シツケ」が出来ているから飼い主には忠実だ。友情をもって接すれば良いのだ。「ダニーボーイ」と言う懐かしい歌を思い出す。これからは・・・

「ダニー・ムー」と呼んでくれ。