昼下がりのジョーク 牛耳る | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

「牛耳る」と言う言葉は古代中国から来た

戦国時代 自国の保証を求めて豪族達は

一番力と信頼のある有力な人物に指揮を委ねた

草原での儀式として 委ねられた頭領は牛の耳を捧げ「牛耳」をとったことが 牛耳ると言う言葉になった


ある冬の寒い日・・

ある豪族が「牛耳をとる」儀式に望もうとしたが

近くには一匹の牛も見つからなかった

狂牛病が蔓延し 牛は全滅したのだ

仕方なく 家来は 豚を連れてきた

豪族は豚の耳を代わりに使おうとしたが 皆は許さなかった 凍てつく寒さの中 待たされてイライラしていたのだ

彼らをなだめすかす為に 豚は大鍋で調理され 皆にふるまわれた そのあまりの旨さに諸侯は感激 儀式は無事に終わった

それ以来 豚が 牛にとって替わった

牛耳る・・と言う言葉も やがて・・


豚汁・・・になった