風邪をひく最大の理由 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

風邪をひくのは仕方ない、誰もがひくものと思われている。

そして当然のように高価な薬が何種類も売られているが、ここ十数年風邪をひいたことがないので無縁だ。

回りの人間が全員風邪をひいてもうつることもない。

動物も同じだが、人の体は風邪を引かないように出来ている。

風邪の菌は年中充満していても免疫があるから発症はしないはず。

しかし、どんなに体を鍛えても、頑丈なスポーツ選手も必ず風邪を引くのは何故だろう? 


子供の頃から体は頑丈だったが、風邪は30過ぎるまで毎年ひいていた。

咳と喉だけで熱は出たこともなく、学校を休むこともなかったから気にもしていなかった。

ある日ふと気づいたことがあった。

風呂に入ると無意識に石鹸で体を洗う。

今はボディソープと言うらしいが。石鹸の「目的」は頑固な汚れを落とすもので、通常は水で手を洗う。

汗はかいても体は衣服で包まれている。


「汚れてもいないのに何故?」と思った。


汗を落とすのに石鹸が必要なのか考えた。

何万年もの間、人も動物も水浴びは必要でも石鹸など使ってはいないし、体も使わなくて良いように進化しているはず。

「垢」を落とさなければ生きていけないのか、垢はたまると体に支障をきたすのかそれが知りたかった。

元々カラスの行水で洗うのが面倒なこともあってすぐに実験した。

スポンジタワシを洗うと垢の量がわかる。

結果、1週間以上は何ヶ月洗わなくても垢の量はたいして変わらなかった。


毎日水浴びするだけで何の問題もない。

垢は必要以上にたまることはないのだ。

夏の3ヶ月は浴槽へは入らず毎日水のシャワーだけ、たまに渓流に飛び込み水浴びした時はシャワーも使わない。

体はいつもサラサラで快適、困ることは何もなかった。


頭髪は3日に一度くらいシャンプーした。本来はシャンプーもいらないのだろうがやったほうが髪は明らかに快適だった。

それから滅多に風邪をひかなくなり、今は十数年一度もひいていない。

夜、風邪をひきそうな感じの時はあるが朝には何ともない。

自分の体に感激、感謝して、つくづく人の体の細胞の偉大さを知った。


動物は適度に水浴びすれば健康は保てるように出来ている。

本来の皮膚の細胞を毎日ゴシゴシ落とすのが間違いなく風邪の原因だ。

何十年がかりの自分の人体実験データが物語っている。

そんな実験をしたことがある学者や医者がいたらお目にかかりたい。

汚れた時以外は水だけで石鹸はいらない。


長年の習慣で石鹸を使わないと不安な人が多く、また、風呂では「絶対使うもの」と決め込んでいるようだがそれも自由。

使うなとは言わないが、人は快適さと引き換えに自ら病気を呼び込んでいる。

不精な性格で、納得する男性がいれば実験してもらいたい。

1ヶ月石鹸を使わなくて困るかどうかを・・・


「何でそんなものが必要だ?」と石鹸を使わない友人が一人いるが、いつも清潔、頭もビシッと決めたお洒落で、やはり風邪とは無縁だ。


男性の3人に一人、約2千万人が石鹸を使わなくなれば、あるいは月に一回にすれば、どれだけ川と海の水質汚染が少なくなるだろうか。

肥料と並ぶ最大の汚染原因は家庭排水であり、その中でも入浴剤だ。

洗濯は一家で日に一度、台所洗剤は一家で食事ごとに、入浴剤は一人二回、シャンプーと石鹸だ。

他にも髭剃り、歯磨き、リンスと続く。

抵抗力のない赤ちゃんや幼児には石鹸はやめたほうが良い、今の大人のように習慣づけない為にも。


赤ちゃんは石鹸で洗うほど汚れるのだろうか? 

石鹸を快適と感じるのだろうか? 

それが個人に出来るエコではないだろうか。

女性に無理はお願い出来ないが、風邪をひきたくない人だけがやって見れば良い。

そのほうが美容にも健康にも良いと思うのだが・・・

他にもっと目を見張るような、特に女性にとっては「画期的」に良いことがあるが、長くなったので次回に。