脂肪をとり、減量するなら1ヶ月あれば十分、2週間でも出来ないことはない。短期集中我慢するか、食を徐々に減らすかだ。前と同じ食生活すれば戻るのは当然。脂肪が溜まるのは、結論を言えば食事量が多すぎるか、回数が多すぎるかそれだけのこと。肉の脂肪を食べようが、でんぷん摂ろうが、野菜果物にしようが同じこと。すべて糖に変えて余分なものは脂肪に変えて備蓄するように人の体は出来ている。養分の中でも糖に変わりにくいものがたんぱく質、だからアトキンス式と言う極端なダイエット法がアメリカで流行る。そしてポテトやパスタが敬遠されたのも一理はある。芋などのでんぷんも野菜も果物も大差なく量だけの問題だ。好きなものを少なめに食べれば良い。そうして慣れれば空腹感も和らぐ。脳は脂肪の備蓄が有り余る程あっても非常食としての脂肪は使わずに空腹信号を送り続ける。空腹信号が出て、数時間も補給を無視すると体はあわてて備蓄燃料を使い始めるようになっている。それを毎回繰り返せばさらに効率は良くなる。これも理にかなった方法だ。過去に3回ほどそれを実践した。一回目は、回りから「バカなことは止めろ」と言われたが、猪に敗北してリベンジの為に減量。戦いに意識を集中すると日に日に脂肪は落ちた。二度目はズボンが入らなくなり、買うのも馬鹿馬鹿しくて減量した。運動は汗をかくのが元々嫌いだから一切やらない。食事量を八部目にして好きなものを食べ、空腹信号を毎日3時間無視した。慣れると半日以上無視しても苦痛に感じなくなった。脳もそれに慣れてきて、空腹信号を無視すると、おそらく「またか・・」と主を信用しなくなり自動的に備蓄脂肪を使うようになってきた。楽をして脂肪が減るのが手に取るようにわかる 1ヶ月で77kgが71kgになったがそれ以上は必要ないので意識しなくなった。そのような食生活に慣れればそれが普通になり、それから10年位してまた77kgに戻ったので同じ方法で72kgに減量した。減量は必要性に応じてやれば良いものだ。糖分を控えたり脂肪分を控えたりするのは、やらないよりはやったほうが早く減量出来るという程度だった。昔からお腹が空いた時に体が求めるものを食べる習慣がついている。夜中でもステーキを作るし朝でも刺身やラーメンは食べる。時には24時間、食べるのを忘れている時もあれば4食しっかり食べることもある。食べたらすぐに横になり休む癖も出来上がっているが胃も体も壊したことはなく、毎日快食快便だ。人は長年の食生活習慣からなかなか離れられない。今の食生活が当たり前、普通だなんて、人類の歴史から見れば過剰 過ぎる。3食規則正しくなんて理に適っているとは到底思えないからやったことがない。まして栄養のバランスを考えるなんて面倒だ。そんな贅沢な時代は人類史上ない。さらにサプリメントで足りない分を補うなんて目が回る話で、メーカーに振り回されるのもどうかと思う。頭はそんなことの為に使うものでもなく、時間とお金の無駄使いのような気がしてならない。不慮の重い病や入院で、生き残るのは肥満体のほうが多い。備蓄脂肪が弱った主に代わり細胞を維持するからだ。人の体は何も食べられなくても生命を維持しようとする優れもの。生命と脂肪の本質を知り、その仕組みに感謝して、もっと自分の体を信じたほうが豊かな生活が送れるはずだ。自分でしっかり溜め込んだ脂肪を毛嫌いするのは人間のエゴのような気がする。主の為に一生懸命働いた細胞があまりにも可愛そうだ。命を守る脂肪を馬鹿にしてはいけない。