SDRトランシーバーのTRX305基板を入手したが、送信部のコントロール基板がないので、Arduino Pro Mini(ATMEGA328)でコントロール回路を作ってみた。

 

(左:製作したLPF&コントロール回路(ケース上部)、右下:TRX305メインボード(ケース下部)、右上:フロント・ビュー&邪魔猫)

 

制御信号は、メインボードから9600bpsのシリアルで送られているので、最初に信号解析をする。

写真左は、7MHzでの受信時の制御信号で、70 49 52 13 が送られている。最初のFは、プログラムで70を判定してFをプリントしている。

16進数で、46 31 34 0D 、キャラクタに変換するとF 1 4 CR (CRはキャリッジリターン)になる。Fの後の1はプリアンプのon、0でoffを表す。4は、受信部フロントエンド・フイルタ・バンクの切り替え信号になっている。この信号は、バンド切り替え時は勿論、チューニングダイアルを動かすと常に送られてくる。

 

次に送信時の信号を見ると。Gnm(CR)の形で送られる。7MHzバンドでは、71 50 50 13と

71 51 50 13の繰り返しで送ってくる。キャラクタに直して、G22(CR) G32(CR)になる。

Gの後の2は送信状態でFWR電力をRXDに返せ、3は送信状態でREF電力をRXDに返せの意味、その後の2は7MHz帯のLPFの切り替え指定になる。ただ、受信状態に移行するn=0が検出できないので、送信制御は、ミキサー回路に繋がるコネクタのPTT信号から取ることにした。

 

電力測定の信号の後にフイルタ切り替えの信号が送られてくるので、フイルタ切り替えの前に送信になってしまうので、受信動作時のFnm信号を使って先にLPFのリレーをonしておくことで無負荷送信にならないようにした。

 

送信時のGnm信号は、電力測定値をシリアルRXDに返す動作のみに使った。RXDに返した値は、パワーメーター表示とALC回路の信号に使われるので、レベル合わせが問題なのであるが・・、

その辺の技術情報がないのでまだパワーメーターを正しく振らせるには至ってない・・(^^;

・・が、取り敢えずLPFを自動選択して送信出来る状態にはできた ╲(^_^)/

 

(ダミーロード負荷で、マイクから叫んで1W程度出ている。パワーはDDS出力で絞っている。Max:5W)