・公的年金加入者等の所得に関する実態調査の結果発表―厚生労働省

 『厚生労働省は2012年7月9日、国民年金や厚生年金などの公的年金の加入者

の所得状況のまとめを発表しました。自営業者やフリー ターなどが入る国民年金

の加入者の平均年収が公的年金の受給者の平均年収(189万円)を下回って159

万円にとどまり、加入者の半数以上が年収100万 円を下回っていることが分かり

ました。


 厚生労働省は、公的年金の加入者を抽出で選び、2009年の収入を調査しまし

た。その結果、国民年金では、加入者の半数以上が年収100万円以下 で、収入

がない人は加入者の約25%と4分の1を占めていました。かつて、自営業や農業を

営む人が多くを占めた国民年金に、非正規で働く人や無職の人が増えたことが

背景となっています。』

・パワハラ原因のうつ病で休業、労災と認める判決

 『生命保険会社に勤務していた鳥取県米子市の女性(57)が、うつ病で休業に

追い込まれたのは上司のパワハラが原因にも関わらず、鳥取労働基準監督署が

労災を認めなかったとして、国を相手取り、休業補償給付などの不支給処分の取

り消しを求めた訴訟があり、松江地裁(和久田斉裁判長)は 7月6日、処分取り消

しを命じ、労災と認める判決を言い渡しました。


 女性は鳥取支社米子営業所に勤務していた2003~05年、生命保険会社の営

業所のマネジャーをしていた際に、当時の上司から激しい叱責(しっ・せき) を受け

るなどしていました。うつ病を発症し、休業。約2年1か月分の休業補償を鳥取労

働基準監督署に請求したが、労基署は、「業務上のストレスは強度とは 認められ

ない」として、不支給としたため、08年11月に提訴していた。


 判決では、基準に照らして業務上の要因とは認められなかったとする国の主張

を、上司の叱責により強いストレスを蓄積していったなどと否定。また、基準は心

理的負荷の強度を適正に評価するには十分とはいえず、参考資料にとどめるべきだと指摘しました。』