パートのおばさんで靴好きな人がいてたまに靴の話で盛り上がる。

その人のご主人が捨てようと思ってる20年ものの革靴があるとかで貰うことになった。


20年ものの靴とは。結構いい靴なのではと見てみたらケンフォード。


しかもセメント。



セメント…?


いやセメントって20年も持つのか?と驚きました。


よほど大事にしてたのかと思いきやそうでもないらしい。


明るめのブラウンの靴は持ってないので実験感覚でハイシャインや濃いめのクリームを入れたりしてたら

「違う靴みたいー!夫に見せてくるわ!」

とか言ってもって帰ってしまった。チン



そして次の日。

「こんなに綺麗になるなら直して履きたいって言うんだけど、水が染みてくるのって直せるかな?」


くれるんじゃなかったんすか。チン


まぁ何はともあれ見てみると、ソールはレザーで真ん中だけラバーが埋めてある(名称わかる方教えてください)物で、そのラバーが劣化して水が入っているのと、単純にレザーから染みてるようだ。

あとはヒールがリフトまで削れてるから直した方がよさそうなので、
ビブラムのラバーをセメンテッド製法でオールソール、革積み上げでリフト作製、雰囲気良くするためにコバは革を使用での修理を知り合いの靴屋さんに依頼することに。




出来上がったのがこちら。

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この靴にこのハイシャインの掛け方については賛否両論は承知の上。

喜んでたので良しとします。


ついでに、KANSAIMANのキャップトゥもオールソールで一緒に出していて、ダブルソールをブラックラピト製法での修理で頼んでいます。

なんでもパルプの中底が使い物にならないらしく、新しく革で誂えてるみたいで時間がかかるようです。

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来週納品らしいので来たら日記書きます。


もう1つ革あてカスタム中のBarneys New Yorkは5月になっちゃうかなぁ。
当てる革はタンナー非公開のボックスカーフだそうで、画像だけ送られて来ました。

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いやいや楽しみだ。