モンテカルロ・ラリーと言えば、ラリーの中でも、最も歴史があり、最も格式のある、
そんなラリーの一つですよね?
その主催者であるAMC(オートモビル・ラブ・ド・モナコ)のメディアディレクター、
え~っと、広報室長と言うべきなのかな?多分…、
そんな、ミッシェル・ドッタが、WRCイベントに適用される、厳格なレギュレーションに…
「IRCはWRCのイベントより、ずっと運営しやすいんだ。
多くのステージを使える様になったので、
イベントとしては、WRC時代とは全く異なるものになっている。
ステージ運営が、ずっと楽なんだよ。
最終日の夜にはWRCではチェリにだってある。」
…と、批判を語っている。
FIAはWRCやF1といった、トップカテゴリーを運営するがあまり、その権力に胡座をかき、
天狗になってしまったのは間違いないのだろう。
政治的な思惑ばかりを気にして、モータースポーツの本質を忘れてしまったのか、
それとも、在らぬ方向へと、泥沼のスパイラルへと踏み入れてしまった過ちに気付きながらも、
抜け出したくても、抜け出せない、ジレンマに捕まってしまったのだろうか?
その為にFIAは、マニュファクチャラーや、オーガナイザーに対しても、理不尽な規則を強要し、
それに応えるべく、莫大な予算を必要とする選手権へと変貌してしまったのだろう。。。
スバルWRTを運営していた、プロドライブのデイビッド・リチャーズも…
「選手権の不安定さは、選手権それ自身によって引き起こされたものだと私は言いたい。
ここ数年というもの、車はこうあるべきという議論が繰り返され、
カレンダーに関しては常に安定せず、我々は常に多くのクエスチョンマークを抱えてきた。
その結果として、ここから逃げ出すだけの理由を誰もが持つに至ってしまった」
「いかなる選手権でも、こうした不安定さは最悪であり、最も望まれないことだ。
オーガナイザーであれば、関わる人々に対し確約を提供しなければならない。
それは、確固としたレギュレーションであり、
マーケティング面で非常に大事な日程を安定したものとすることだ」
…と語り、さらに、1年後に導入される新しいスーパー2000の規定に関しても…、
“答えになっていない”と語ると同時に、
解決方法はラリーを真のスポーツとして扱うことの中にあり、
“政治的な小競り合い”では解決できないと主張している。
今や、WRCとIRCは、イベント数では同格。
そして、来シーズンからは、IRCで使用されるS2000に専用キットを装着した、
S2000+の企画へと移行すると言う事は、近い将来、IRCとWRCが統合し、
それは、WRCがIRCにトップカテゴリーを譲ったと言っても過言ではない状況と、
そう言えるのかもしれない。
実際、今年の、モンテカルロでは…
「これは、WRCじゃ無理だわ…」
…って断言出来る、凄まじいスケジュールとルート。
WRCより運営しやすいって、主催者が言ってるのだが…、
チェリニをナイトステージでやりたいのを理由に、最終日のフィニッシュは…、
夜中の1時だったりする。
これは、開催地さえ協力するのなら、ファンもメディアも、嬉しい限りである。
たくさんの、素晴らしいドライバーに活躍の場所と機会を与えて、
ファンを楽しませて、それが、マニュファクチャラーの広告宣伝となる。
何よりも、素晴らしいドライバーの活躍があってこそ、
ファンが喜び、ドライバーを応援し、マシンに憧れる。
今、WRCは、残念ながら、ファンが喜ぶ、そのイベントではないと思う。
世界的な経済不況が理由となっているが、スバルやスズキなどが…、
いや、その以前にも多数のマニュファクチャラーがWRCを撤退し、
ホンダなどが、F1を去ったのは、FIAの勘違い的な運営が理由に他ならないのかも?