でも、無風で、日差しも強く、体感的には暑く感じたらしい。
DAY3のステージは、左右に木が立ち並び、ルーズでツイスティなコース。
風が無いってのは、とっても問題だったりする。
舞い上がったダストは、立ち並ぶ木々の間に挟まれたコースに停滞し、後続車の視界を遮る要素となる。
コースオフしてしまったら、左右に立ち並ぶ木立の餌食になってしまい、ダメージを深刻化させる可能性が高い。
クルーにとっては最後まで気を抜けない1日となる。
本日は3本のステージをリピート。
その後で、タトイの軍用飛行場を使ったスーパーSSでイベントを締めくくる。
合計7本のステージで構成。
競技距離は110.74km、総走行距離は373.36km。

本日1本目のSS14(20.00km)、ペターはルーズな路面に苦戦した。
慎重にステージをこなして+32.6秒の8番手タイム。
S.ローブとの差は54秒に広がってしまった。
ペターは「路面にたくさんのルーズグラベルが残っていて、全くグリップしない」と苦悩している。
スーパーラリーシステムで修復されたマシンを走らせるクリスは、ここで待望のステージベスト!
2位以下を6.4秒先行する激走で、2008Ver.初の獲得となった!
「全てがOKだ!ハードにプッシュしたから、良いタイムが出て嬉しいよ!
マシンのフィーリングは最高だ!ダストが気になったぐらいだね。」
…と、クリスの喜びのコメント。SUBARistにとっても、最高に嬉しいぞ!
2本目のSS15(17.87km)も、SS14と同じく、農地を走る高速ステージ。
先行車が巻き上げるダストが酷く、なかなか視界はクリアにならず、遮られる…。
ペターは、この影響をモロに受けてしまい、+37.1秒の12番手タイム。
「マシンはOKだ!プッシュはもうしない。
兎に角、フィニッシュを目指すよ!」
…とポジションキープ宣言のペター。その方が懸命だし、S.ローブとの差を考えると、そうする他はないか…。
クリスは走行順で前走から1台分空けてのスタートとなっている。
この為、滞留するダストからは免れる事ができているはずだが…、+38.7の13番手タイム。
どうやら、ステージの中盤でスピンしてしまった模様。
「あれが無ければ、良い線行ったはずだから残念。
でも、マシンはOKだ!」

3本目のSS16(15.20km)は、このイベントの中でも、かなりタフなステージ。
無風状態のステージにダストが滞留し、視界がクリアにならない。
その為に、通常2分間隔のスタートが3分間隔に広げられる。
「最初の2ステージは、昨日の様に走れなかった。
少しセッティングを変えたから、ずいぶん良くなったけど、
絶対に2位の座は死守する!
特に問題はない。
何もアクシデントが起きないように、
慎重に集中して走るよ。」としながらも、ペターは+24.6秒の6番手タイム。
クリスは、リヤサスペンションをヒット。
ダメージが大きく、結局、リタイアとなってしまった。
4本目のSS17(20.00km)はSS14の再走ステージ。
ペターは+23.1秒の10番手タイム。
すぐ後ろの総合3位に付けていた、兄、ヘニングがエンジントラブルで後退。
そのままリタイヤとなった。
兄弟揃ってのポディウムになるかと思っていたのだが…、残念だ。
後続との差が広がったペターは…、
「前のセクションよりもずっとトラクションが良くなった。
このクルマで走れて凄く嬉しいんだ!
絶対にフィニッシュしないとね!」と気分上々に言っている。
さらに慎重な運転に努め、ポジションキープで残りを走りきりたいところだ。
5本目のSS18(17.87km)はSS15の再走ステージ。
ペターはP.ソルベルグは+29.9秒の9番手タイム。
6本目のSS19(15.20km)はSS16の再走ステージ。
クリスがリタイヤへと追い込まれたコースなだけに、更なる慎重さが必要だ。
ペターは、+24.5秒の5番手タイム。
「新型マシンは最高だよ。
今回はとにかく慎重に攻めた。
(マシンは)まだ手を掛けていかなくてはならないけど、
勝利に対してとても貪欲になっているよ!」
とのコメントをリポーターに向けている。
7本目、このイベント最後はタトイに設定されたスーパーSS。
2回目の走行となるSS20(4.60km)。
P.ソルベルグはS.ローブと対戦し、+3.2秒の9番手タイムでフィニッシュ。
2008Ver.のデビュー戦は、ペターの総合2位を獲得で幕を閉じた!
「ラリー全体を通して、マシンには全く問題なかった。
このマシンは凄い可能性を秘めていると思うよ。
いい感じだ!
本当にハッピーだよ。
でも、まだ、トップに達している訳じゃない。
これから、どんどん良くなって行くはず!
とてもハードなラリーだったけれど、
2位は本当に大変な思いで頑張って来たチームみんなへのボーナスみたいなものさ!
僕は、本当に彼らを誇りに思い、凄く感謝している!」
ステージベストはD.ソルドがマーク。
総合優勝はS.ローブ。
本当に、SUBARistにとって、待ちに待ったニューマシン2008Ver.は、期待通りだった!
このタフなイベントで、初戦を迎え、この結果に至ったのは、最高に嬉しいぞ!
クリスがリタイヤしたのは残念だったけど、これから、シリーズの終盤にかけて、SWRTも全開だね!
最終リザルトは↓下の通り。
PWRCは、新井敏弘のスーパーラリーシステムによる走行を断念した。
スタッフからは…
「チームはスーパーラリーではなく、
アクロポリスラリーからの撤退を決断しました。
ラリーを続行し、次戦以降のデータどりとも考えたのですが、
それ以上に車両へのダメージが大きいと判断し、
次戦トルコラリーまでの準備期間も限られているためです。
応援ありがとうございました。」
とのコメントだ。
次戦に期待しましょう!

