《父子のための野球塾》69
今回ご紹介するR氏のメールアドバイスは
「走塁」についてです。
「走塁」のレベルの高さは、
チームの「質」の高さに繋がります。
早速ご紹介します。
[息子]
新チームになって徹底したバント練習と走塁練習が
メインのメニューを組まれました。
走塁練習では一死一塁、二死二塁、一死二三塁
を主にやっていて、
一死一塁ではバントの走塁や長打での走塁、
エンドランをやっています。
その中で僕は一塁ランナーとして、
打球判断(ライナーフライなど)やオーバーランの大きさ等を
色々試しています。
他に試すコトや注意することはありますか?
[R氏]
出来るだけオーバーランは大きく
少しでも守備がミスしたら次の塁を狙うこと。
ランナーコーチの指示も大切ですが、
自分で見える範囲は自分で判断して
走塁することです。
[息子]
二死二塁では、打ったらGOという状況で
ヒット1本で帰って来れるような走塁として、
リードからの第二リードの大きさを試しています。
またシャッフルスタートも試していて、
同学年の人と話し合いながら色々やり方を試しているのですが、
注意すること、他に試すことは何でしょうか?
[R氏]
打者のインパクトに合わせたタイミングを
何度も練習することです。
ゴーなのかストップなのか。
[息子]
一死二三塁では、タッチアップ、
長打での二人のホームイン、スクイズを主に練習していて、
僕は三塁でのタッチアップより二塁でのタッチアップを
外野の捕球位置を考えて、スタートできるのか、できないのか、
を試しています。
スクイズや長打においても二塁ランナーをやる時を
より大切にしています。
素早い打球判断やスクイズでの2ランスクイズにするための
オーバーランであったりを試しています。
どうでしょうか?
[R氏]
三つの質問に言える事ですが、
ナイスランと暴走は全く違うことです。
ナイスランは全ての状況を把握して走塁することです。
例えば相手外野手の肩の強さだったり、
取ってからの早さだったりを把握していれば
次を狙うのかストップなのか。
だから試合前ノックで相手の状況をじっくり見ることが
とても重要なのです。
キャッチャーでも試合前ノックで
相手に早さ肩の強さを見せつければ
相手の作戦も代わってきます。
投球練習の最後に二塁送球があるのですが、
三回までは全力で送球してください。
《僕より》
この試合前の攻防がとても大切です。
それをシッカリとやっているチームはあるでしょうか?
精々、ピッチーの投球練習の時、
お決まりの様に、
みんなベンチ前に並んで、
投球にタイミングを合わせ、
何となく素振りをしているだけ…
ではないでしょうか?
前回に引き続き
これを実践するチームがあれば…
いえ、これを実践する監督やコーチがいれば、
そのチームは「全国大会」まで行くでしょう。
R氏、М氏のメール指導にご興味がある方は
是非、コメントください。