《父子のための野球塾》68
今回ご紹介するR氏のアドバイスの中に
「練習の質と量」という言葉が出てきます。
「質と量を上げろ!…」という言葉は
会社や組織等の、特に上司から良く耳にします。
でも「質の向上」のための具体的行動や実践を
示せる上司は殆どいません。
「質」を抽象化や精神化させて誤魔化してしまいます。
でもR氏は時々のアドバイスの中で
「質の向上」のための練習方法を
具体的に示しています。
それは…
「キャッチボールは肩慣らしではない。一球一球全力で!」
「素振りはピッチャーの投球や球種を自分で想定し、
一本一本全力で!」
「守備練習は、全て走者がいると想定し、
ノックの一本一本、試合本番の気持ちで取り組んで!」
つまり、全ては試合を想定した全力での練習です。
練習のための練習ではありません。
これを実践するチームがあれば…
いえ、これを実践する監督やコーチがいれば、
そのチームは「全国大会」まで行くでしょう。
R氏のメール指導をご紹介します。
[息子]
最近、家にある硬式のバットが
軽く感じるようになったのですが、
オモリ等を付けた方が良いのでしょうか?
[R氏]
軽くなったのであればもっとヘッドスピードを
あげるようにしてください。
スイングスピードはまだまだ遅いと思います。
[息子]
「シャッフルスタート」と言うものがあると聞いたのですが、
2塁上でやるらしいのですが、
どうやって何のためにやるのですか?
[R氏]
打者のインパクト時に右足を走塁方向に付くことだと思いますが、
その練習はおそらくその高校では教えていないのでしょう。
試合を見ても誰一人出来ていなかったので。
二塁だけではなく全ての塁で必要です。
一歩二歩スタートが早くなります。
バッティング練習時にベース付近にネットは前に置き、
打者のインパクトに合わせて、打球が目線より下であればGO
上であればバックの反応の練習です。
これが出来なければ上のレベルの野球では通用しません。
[息子]
3塁線に転がったバントなどのゴロは
キャッチャーとして捕った後
回転して一塁送球か?回り込んで捕って送球か?
どちらの方が良いですか?
[R氏]
両方必要です。
練習でどの位置であれば早く一塁に投げれるか?
を考えて選択してください。
練習の質と量ともに今までのようにやっていれば
ベスト8止まりです。
特にスイングスピード、ベースランニングのレベル!
選手から変えられますので、
同学年からでいいので伝えてください。
強豪校に追いつく為には努力しかありません。
R氏、М氏のメール指導にご興味がある方は
是非、コメントください。