《父子のための野球塾》60
新世代(10代)の意識の力強さを感じます。
最も力強かったのは高梨沙羅です。
工藤アナの優しさよりも、
高梨沙羅の強い意識をシッカリ捉えて欲しいと思います。
「ここで悔しがっているのなら、もっとレベルアップして
またオリンピックに戻って来たい…」
大切なのは…
「ここで悔しがっているのなら…」と言う言葉。
何故かネットニュース等ではカットされています。
「悔しさをバネに…」という意識さえも超えて、
悔しがる自分を否定し、勝利を絶対とする。
メダルの色は意識すべきです。
勿論、メダルを取れなかった人の否定ではありません。
R氏のメール指導をご紹介します。
[息子]
サイドスローの投手のシュート癖は直した方が良いですか?
[R氏]
下半身の開きが早いだけだと思います。
下半身がまだまだ弱いのでしょう。
癖を直すことではなく、走り込みをもっとするように
アドバイスしてあげるだけでよいかと思います。
[息子]
インコースのストレートで見逃し三振を取るために、
外のストレートと内の変化球で組み立てるのはどうですか?
外、外、外で、外を意識させた方が良いのか、
内の変化球を混ぜた方が良いのか、どちらでしょう?
[R氏]
よくリードのアドバイスで
「この球だったら次はこの球だ!」
と言い切る指導者がいましたが、
リードはあくまでも打者がいるわけですから、
打者の反応も考えながらやらないと駄目です。
例えば外、外、外で打者が何の反応もせず、
インコースストレートで決球に投げさせたら
打たれる可能性は高くなります。
内しか待っていないのですから。
この場合はインコースのボール球になる変化球とか
ストレートで意識させる必要があります。
外、外、外で攻めて
変化球でもストレートでも手を出してくる打者には
決め球はインコースでもいいでしょう。
あくまでも打者の反応を見ることです。
そのためにはいろいろ打者の目線を変えることです。
外、外、外で三球三振がとれることもありますが、
打者の反応を見ているからこそ出来るだけです。
リードは相手がいるということを忘れずに!!!
(相手とは投手も含めです。)
[息子]
バントする直前に
バットを少し引いて打球を殺そうとするには
何かコツはありますか?
どうしてもフライ気味になってしまうのですが。
[R氏]
バントの基本は引いてするものではないです。
バットの芯を外した先よりのところでしっかり当てて
右手も投球の力に負けないように強く力を入れてやります。
引くから力に負け芯がブレてフライになります。
私も小学生まで引いてやるものだと思っていましたが、
全く違いました。
一度やってください。打球が普通に死にます。
プロのバントのスローモーションで
引いてやっているように見えるのは、
力を入れても投球に押されているので、
少し引いて見えるだけです。
遅い球ならば引いても成功してたでしょうが、
140kmの球を引いてやっていたら
ファールチップばかりです。
R氏、М氏のメール指導にご興味がある方は
是非、コメントください。