偽ツイッター
私は言葉師になりたかった
文章力だけで
人の脳みそを揺さぶり
心臓を鷲づかみにする
そんな人間になりたかった。
私は文才はない
小さな小さな小さな小さな
苦悩が積み重なって
挫折した
私は絵描きになりたかった
アルフォンスミュシャの様に
神秘的な画を描ける様な
画家になれなくても
イラストレーターになりたいと思った。
私は絵の才能もない
小さな小さな小さな小さな
苦悩が積み重なって
挫折した
家が壊れたり
心が壊れたり
選ぶ権利が壊れて
津波に呑まれて歩いてきた道も
私に才能があれば
全てを包み込んで
全力でぶつける事が出来るのに
全ての衝動は
私の中で消火されてばかり
それでも微かばかり
「貴方の言葉に衝撃を受けた」
と言われていた
10代の頃と違って
ただ淡々と淡々と
単調に順調に
錆びていく脳味噌を感じると
また自分の才能の無さを
さんざ叩きつけられる様で
ただただ・・・・
それでも私は神秘的な物が大好きで
文章や映像や画を見ると
興奮と
挫折感に
見舞われる
でもね
例えば私は
文章で感動させたいのか?
絵で感動させたいのか?
もしくは
「感動だけ」させたいのか?
そう聞かれたら
感動だけしてくれれば
別に「何で」なんて
どうでもいいのかもしれない
とも思った・・・
結局
一生を費やしてもいいと思える程
私はのめり込んでいなかっただけなのかな
ただ単純に
ありがとうって
すごいねって
好きだよって
声をかけてほしいだけなのかもしれない。
どうやったら言って貰えるのか分からなくて
ただ奇抜に
才能を求めているのかもしれない
単調な脳味噌は
いつも答えを出せずに
オーバーヒートする