今回は私の友達のお話。
先日、友人が28週目で早産しました。1050g、41cmの元気な男の子が産まれました!!
彼女は19週目にして前期破水。
早くに破水し、取り乱した彼女。でも信じて、お医者様の圧力にも負けず、信じ抜いて、元気な子が産まれました。長いベッド生活を支えてくれた1つに、同じ状況で頑張ったお母さんたちのブログやコミュニティ。私もそんな彼女の頑張りと、ちゃんと産まれてきた赤ちゃんの事、同じ状況にあって少しでも希望を見いだそうとしているお母さんたちのお手伝いが出来ればと、記事にさせていだきます。
さて。
破水すると、まずはそこから48時間が勝負。最初の24時間に8割近く陣痛がくると言われたそうです。いま出産に至ると、赤ちゃんは生きれない。48時間経過すると、とりあえず陣痛が来る可能性は低くなるので、ベッドでの待機生活を始められるかも知れない。
48時間経過。お医者様には「あきらめた方が。。。」「もし産まれるコトができたとしても、一生機械につながれていないと生きていけない可能性が高いのですよ」と日々言われる入院生活がスタートしました。毎日何度も泣き、羊水が少しでも出ないようにとお手洗いにもベッドを出ずの1週間目。
羊膜が破れた場合、赤ちゃんには2つの重大な影響があります。
まずは羊水の量。お腹の赤ちゃんはへその緒を通して呼吸したり栄養を貰っているので、体重が増えたり酸素の供給に関しては、通常の妊娠と変わりません。ただ、羊水を飲んで胃腸等を発達させ、呼吸するかのように肺に入れる事で、実際に産まれた時に肺を膨らましたりしぼませたりして肺呼吸ができるように、と、肺を発達させ、筋肉をつけて行きます。羊水過小になると、肺の内部の発達が滞り、呼吸をするのに必要な筋肉も付かなくなってしまい、産まれても呼吸が出来ない状態になってしまうコトがあります。
次に、感染。ご存知の通り膣にはいろいろなバクテリアがいます。膀胱や肛門も近く、常在菌とはいえ、胎児には危険な菌も沢山。羊膜に守られていないので、あっという間に感染てしまうかも知れません。胎児感染は、脳など神経系への影響があると言われます。
友人は、羊水がほとんど0状態の日が続き、感染症に至かも知れないバクテリアも検出されてしまいました。
次の2週間は抗生物質の点滴。ほぼ寝たきり状態のため、血液が凝固しないようにと、毎日注射もあります。
23週最後の日ドクターたちがやってきて、「本当に継続するんですか?」「決断するならあと8時間しかないので、、」と、毎日の事ながら中絶する方向に働きかける質問。「何度言ったらわかるんですか!!」と彼女。24週は目前。24週にはいれば、NICUのドクターが待機してくれるようになるのです。
24週目。
とうとうNICUのドクターに会う事ができました。24週から赤ちゃんが産まれても生きられる可能性がある、ということですが、やはり24週ではかなり厳しいとの説明を受けます。できれば最低でも28週、願わくば34週まで持たせたいと話し合いました。
この頃、もし産まれてしまった時のために、あかちゃんの肺を一時的に強化できるステロイド剤を2日間にわたって投与。効き目は7にわたって徐々に消滅していきます。
新たに感染症につながるバクテリアも見つかりました。約2週間の抗生物質投与が再発。
26週目。
抗生物質が効かなかったので、違う抗生物質をさらに2週間投与。
そんな中、とある最新の研究結果を、旦那様がネットで発見。前期破水をした65人の妊婦さんの研究です。その報告によると、「羊水過小で胎児の肺等発達における否定的な結果は見られない」「前期破水から出産に至る平均週数は8週間」ということでした。羊水量が少ないと心配するより、元気な胎動を信じようと、さらに希望の光が大きくなりました。
28週前。
ドクターよりこれまでの抗生物質の連続投与で、母体の抵抗力が弱まっていることを指摘されました。あかちゃんはCTGなどで見る限り元気に育っており、28週、1キロ以上あるとみられること、胎動からも元気な様子です。
総合的に判断すると、もしも抵抗力不足で感染してしまった場合のリスクと、現在元気だと思える赤ちゃんを出産しその後の経過をNICUの先生たちに任せた場合を比較すると、感染する前に産むべきだ、と診断されました。
34週目まで待とう、そう思っていたのですが、一気に28週で出産という現実が近づいてきました。28週だとまだ呼吸できないかも知れない。そんな時に産んでいいの?でも感染症に掛かってから産まれると、取り返しのつかない後遺症を抱える可能性が高い。いまならそれは避けられる。でも、本当に産まれてきた赤ちゃんは息をすることができるんだろうか。。。
自分では出来ない決断を迫られながらも、「もしこの選択が自分の妻なら、僕は「産もう」とアドバイスする!」という産婦人科&NICUの院長先生方からの助言で、出産を決断。
しばらく前にも投与された、あかちゃんの肺を一時的に強化できるステロイド剤を2日間にわたって投与され、いよいよ帝王切開に望みました。
手術は朝1番。もし何かあった時にその後も1日中対処できるようにとフルスタッフが揃いました。
そして産まれた元気な男の子!
1050gと小さいながらも、産声をあげ、自分で呼吸ができる状態で産まれてきました。先生たちの喜びもひとしおで、これからは「こんな妊婦さんもいたんだよ!」と語りぐさになるね、と言われるくらいナースの方々も喜んで下さいました。
赤ちゃんは届けられる母乳をよく飲み、グングン成長しています。お腹いっぱいになると呼吸するのを忘れたりすることがあるので、毎日カフェインを投与されているそうですが、その量も徐々に減らして行っています。
この後成長するにつれ、ひょっとして何か対処しなくてはいけないコトが見つかるかも知れません。
まずは、頑張ったママ友と、産まれてくるぞ!って生き抜いてきた赤ちゃんに、おめでとう!