「カニャークマリだ」





バスの車掌さんみたいな人(運転手とは別にいる)から唐突に教えられた。



念願の地、今回の旅の目的地のひとつ、インド最南端の街、カニャークマリに到着!





街のさらに最南端にある『コモリン岬』、ここは3つの海(インド洋、アラビア海、ベンガル湾)が交わり、インドでは唯一、太陽が海から昇り海に沈むという聖地。多くのヒンドゥー教徒が巡礼に訪れるそうです。(歩き方調べ)



いざ聖地へ。



導かれるままに、まずは岬へ足を向ける。人が増える。お土産屋さんがたくさん並んでいる。


なぜか馬もいる。



うーん、観光地だね。インド人の観光客ばっか。修学旅行みたいな団体もいる。インスタ映えしそうな写真を撮ってたり、ちょっとフザケちゃってるヤツもいる。ここ聖地じゃないんスか?


『聖地で飛んでみた』




巡礼者って感じの人はあんまりいなくて、観光に来てる人と商売人がほとんど。ガートにいっても沐浴してる人はいないでやんの。



で、外国人が全然いない。



ここまでに欧米人らしきバックパッカーが2-3人すれ違ったくらいか。バスの中でも思ったけど、そういえば日本人見てねーな。北インドはわんさかいたのに。





とりあえず宿を探そう。

ガートを背にして少し繁華街の方向へ。

歩いてすぐ、聞いたことある名前のホテルを発見。バイブルを取り出す。


『Hotel Samudra』


ありました。

ナニナニ、Wi-Fi無料。ダブルしか載ってないけどA/C無しでRs1200-1500か。ロケーションはイイけど、ちょっと高めかな。聞くだけ聞いてみよう。



「Rs700だよ、部屋を見るかい?」



あれ、安いやん。
あと英語かなり通じるやん。(ここポイント)

部屋はなんと7階。入ってみたらダブルだし。


ダブルはダブルで助かる。


そして窓から見渡すと、なんとまあ抜群の眺め!


7階の部屋からの眺め。





即決!!



なんだかんだお金はあるので、今回はそこまで節約する予定でもなかったけど、ココはコスパ最高じゃないかしら。昨日のホテルと比べたら、石鹸もタオルもタオルケットもついてるし。いや、インドの安宿じゃついてたらラッキー♪なんです。


エアコン無し?

NO PROBLEM


水シャワー?

NO PROBLEM


Wi-Fiはフロントロビーのみ?

んー、そのパターン多いのね。部屋が7階というのが仇になったが、もちろんNO PROBLEMです。



そしてなんと、屋上も自由に出入りできる。

いやー、景色最高やないですか。


『ふしぎ発見』風。



周りみたらこの辺で一番高い建物で、360度の眺望。まさに3つの海を見渡せる、 Sunriseも Sunsetも見放題の最強のホテルでした。

これでRs700か。シーズンオフなんかな。宿泊客あんまいなさそうだけど、値下げしてんのかな。









シャワーが出ない…。



うーん。
お湯が出ないってだけで、シャワーは使えるって言ってたよね。言ってなかったっけ?

ほかの蛇口からは水出るのにな。使い方が間違ってんのかな。





フロントに言ったら、ちゃんと別の部屋に替えてくれました。ただの故障だったみたい。で、同じフロアの角部屋へ。さらに景色が良くなってしまったよ。



問題も解決したところで、次の問題へ。お金がない。インドのお金。空港で5,000円分しか替えてなかったからね。なんだかんだ、小さなお店や安宿なんかでは、まだカードが使えなかったりする。スマホはこんなに普及してんのに。


ホテルに聞くと

「日本円は銀行に行かないとムリだ」

「ここから約1kmだ」



マジすか?

Exchangeなんて、北には闇含めいくらでもあったのに。ゴミゴミした通りに、隣同士や向かい合わせであったのに。


北インドのよくある両替。(ネットより拝借)



観光地なのに需要ないんかな。



夕方だったけど、散歩と夕食がてらとりあえず銀行を目指す。



途中の広場では、少年たちがクリケットやってる。インドはベースボールよりクリケット。日本では全然認知されてないけど、プロリーグもあって、チームの平均年収は日本のプロ野球なんかより全然高い。トップ選手は年収何十億円とか。インドの少年たちの夢なのです。


クリケット少年たち。



結局というか、やはり銀行はやってなくて、今日は両替を諦める。



広場まで戻り、しばらくクリケット少年たちを眺めてみる。いい夕方だ。


ルールよくわからん。



前回もヴァラナシのガートで少年たちがやってました。

基本的にこの子たちは裕福です。バイクたくさん並んでるし。北でもお金チョーダイって誰も言ってこなかった。ただあの頃は、デジカメ持ってる旅行者はヒーローで、一枚撮るとみんな集まってきて、撮影会が延々と続くのだ。


「帰国したらここのアドレスに送ってよ」

「兄がFacebookやってるから友達になろう」


日本ではmixi全盛期で、誰もFacebookなんてやってない時代。自分もいちおうアカウント持ってたけど、友達になっても数年間放置してました。


時代は今やみんなスマホ持ち。

インドでも Instagram が流行ってるみたいで、簡単に世界と繋がることができます。



ボーっとしてたら、なにやら少年たちの好奇な眼差しに気づく。スマホを向けるとポーズを決めてくる。ホームラン性の当たり(クリケットにホームランがあるのか不明だが)に、ちょっと奇声をあげると大ウケ。一気に注目を集める。



「こっちにおいでよ」



調子に乗って、誘われてみる。

こういう少年たちはイイよね。好奇心が強いのか、すぐに仲良くなる。英語もひととおり話せるし。


おそらくこの旅で最高の写真のひとつ。



成田で購入した自撮り棒も役に立ったね。

あ、インドの観光地ならどこでも売ってます。



「Instagram やってないの?」



さすが裕福な少年たちよ。

気軽に教えちゃうぜ。

おじさんと友達になろうぜ。



リーダー格の少年に検索を委ねる。

なにやら少年たちのチーム(?)があるらしい。



【Young Kumarianz】



Kumariは、地名Kanyakumariからでしょうね。

バイクの写真やダンスの動画が並んでいる。

仲良しやな、みんな。



かたこと英語で会話。地元の学校に通う学生たちで、バイクやクリケットなんかが趣味。



向こうも質問攻め。省略。

最後に、なにか現地の言葉を覚えさせられる。

わかるぜ、この流れ。絶対下ネタやん。



「クンディタリー!」
(両手でモミモミとやる)





バカウケ。

しょーもな。





大好きですよ、そーゆうの。

うん、世界共通。





フォローしたチーム宛に写真とメッセージを送ってお別れ。



「KUNDI THALLI!」





(後編へ続く)