THE ALFEE 2024年8月25日「デビュー50周年記念セレモニー&スペシャルコンサート」 | Rockdom~酒に飲まれて

THE ALFEE 2024年8月25日「デビュー50周年記念セレモニー&スペシャルコンサート」

 

 

 

THE ALFEE デビュー50周年記念セレモニー&スペシャルコンサートに参加したので、記録に残しておきます。


2024年8月25日(日)「デビュー50周年記念セレモニー&スペシャルコンサート」@有明アリーナ セットリスト&MC


(開始前SEは、トリビュートアルバムが流れる。恋ペヴ→シンデレラで、曲にあわせて手拍子。しかし、さすらい酒となり、どうあわせてよいか戸惑う中、スタート。)

17:40  ステージ暗いまま、やすらぎをもとめてのSE。下からせりあがってきて3人が登場。ギター・ベースを装着。

①The Boxer(サイモン&ガーファンクル)

坂崎:ようこそ、デビュー50年目のアルフィーでございます。まずはサイモン&ガーファンクルのボクサー。ALFEEのルーツの曲のひとつです。この曲で櫻井が高校3年の時、アマチュアコンテストで優勝しました。
櫻井:本当は違う曲を練習していたけど、ムリだダメだねとなって、慣れているボクサーにした。大学生に混じって優勝するとは思ってなかった
坂崎:レコード会社に注目されて、大学生になったら櫻井くんのボーカルでデビューしようねって言われて。その間に高見沢が入って、新メンバーですってったら、いやー、いいね、ルックスがって。
櫻井:この世界、いやっ
坂崎:次のルーツ曲は、映画「小さな恋のものがたり」の曲
櫻井:大人気の映画で、映画館には女子高生が並んでいる。俺はみんなにじろじろ見られて、上からふってきたんだ。鳩の糞が。拭いてるうちに誰もいなくなった。
坂崎:それがウンのつき。それではメロディーフェア・小さな恋のメロディ。

②Melody Fair/小さな恋のメロディ(ビージーズ)

坂崎:ビージーズはライブを見に行ったことがある。サタデー・ナイト・フィーバーとかディスコサウンドの前が好き。三声ではもるものは何でもコピーしていた。ただ、高見沢をひっぱりこんでからやっとコピーできたのは青い目のジュディ。あれ、黙ってるなぁ高見沢さん。緊張してるんじゃないの。
高見沢:うん
坂崎:これは大学の時練習した。アマチュアでこの曲できるかどうかでコーラスできる、できないがわかった。では行きますよ。Dチューニングになってますかぁ

③青い目のジュディ(クロスビー、スティルス&ナッシュ)

 

坂崎:さあここで50周年記念セレモニーに行きましょう。
高見沢:毎回恒例ですが、感謝状読み上げます。みなさんのお手元にある感謝状。1万枚、生サインです。誰が先にサインを書き終えたでしょうか。
 坂崎!→かなり拍手
 櫻井!→絶賛拍手
 高見沢”→まばら拍手
 実は、一番最初は私です!(会場えーっ!?)
坂崎:自分が一番じゃなきゃ、こんな質問しないよ
櫻井:俺3000枚書いた時、結構書いたと思ったら、高見沢さん6000枚ですって言われた
高見沢:ボク、ツアー始まる前に書き終わってたもん
(書き飛ばして、スタッフに片付けさせていたことが判明)
櫻井:自分でまとめて、100枚ずつ輪ゴムでまとめてたのに
坂崎:昔はアルバムに会場でサインしてたね
?:あの頃は少なかったから
高見沢:今回、バンドの創始者櫻井さんに感謝状を読んでもらいます
櫻井:(感謝状読み上げ)
途中で高見沢氏がマイクにくしゃみの爆音をいれてくる
櫻井:こんなんでも50年続きました。絶対わざとだ。(その後ひととおり読み上げたあと)いやーさすがですね。プロですね
高見沢:すいません。忘れて下さい
坂崎:誕生日といえばケーキでしょう
(ケーキ登場)でっか。
高見沢:すごーい。くいてー
なめる櫻井:誕生日。歌いましょうか
(会場みんなでHappy Birthday)
(段をぴょんと飛び降りて、ロウソクを消す櫻井さん。消してもたかみーがスイッチでつける)
櫻井:今俺脊髄にきたぜ。
(3人で乾杯。酒を飲む)
高見沢:・・・・(マイクなし)
櫻井:おい、マイクつかえよ。お前50年やってんだろ
高見沢:すまんの
高見沢:今あんた5年っつった
坂崎:(酒のんで)悪い顔になってる
櫻井:オイ、グラスとりにこいよ(とスタッフにあたる)
高見沢:50年前、山野楽器、天気は晴れてたね。あれから50年たって、山野楽器のミニコンサートから、こんなに大きな会場で。
では、抽選を。それぞれが選んだプレゼントが3名にあたります。デビューしたとき、74年のものを選びました。櫻井は何ですか。
櫻井:50年もののブランデー・フランソワー????。バカラのブランデーグラスつけて差し上げます。ゆっくりと二人でくるっくるっ(口がまわんね、とほほをぴしっとしながら)。これは俺たちがデビューした時につけこんだもの。ずっとこのなかにいるんです。
(抽選箱からくじをひく)
櫻井:小さい字なのでお願い
高見沢:11426の○○さん
櫻井:じゃあサインしますね
高見沢:飲んでみたいねー
坂崎:私は、骨董品のことなら任せてください。いわゆるミントコンディション。1974年のオメガのジュネーブモデル。1967年のセイコー・ベルマチック。この2つセットです。
(くじびき)
アリーナゲート6のね、13列○○さん。箱にサインしましょ。
高見沢:ボクは74年もののワインを探しました。フランス・ボルドー・シャトーマルゴ。74年。すごい厳しい年。シャトーマルゴは失楽園で有名になった
坂崎:やらしいやつでしょ
高見沢:あれはドラマ化されてああだけど、文学作品なの。できたらデキャンタで
(くじびき)
アリーナゲート5の〜。

坂崎:じゃ、50周年の演奏会に戻りましょうか。僕らは明治学院でであった学生バンド。明学には長いこと在籍してました。
高見沢:お前2年だろ。10年前、明学を名誉卒業。本当にありがたい。久々に明学を思い起こさせる曲をやりたい

④悲しみが消える時
⑤友よ人生を語る前に

坂崎:今年4月に僕と高見沢が古希に。古希になった実感はある?
高見沢:実感あるよ。70だよ。それがどうした。
坂崎:実感はあるかって
高見沢:あるよ。それがどうした
坂崎:中身が変わってる気がしない
高見沢:大人になったよ。包丁使えるようになったし。
櫻井:それで切ってたら指短くなってるよ
高見沢:出会った時は19歳。櫻井は18歳。こいつの10代なんて考えられない。
坂崎と会ったとき、誕生日いつって聞かれて、同じ4月で、ボク15日、ピグモンだって。人形町の交差点、本屋のある角をピグモンで渡ってきた。最初、放心したけど笑いが止まらず、あれでこのバンド入ろうと思った

⑥19
⑦まだ見ぬ君への愛の詩

櫻井:サポートメンバーを紹介します。ドラムス、アルフィー19年目の吉田太郎。キーボード、17年目のただすけ。2人はコーラスもできますから、欠かせないメンバーです。

櫻井:ライブハウス時代は、制作の高見沢がいつも大仰なタイトルで、大地。パールバックじゃないんだから。本当に大げさでしたね。
?:櫻井がパールバック?
櫻井:オレも高見沢が言うから、小鼻にはさんでいた
?:小鼻~?小耳だろー
坂崎:赤い砂塵って何だよとか、言われてたね。ライブハウス時代、大地だった曲を。Saved by the Love Song

⑧Saved by the Love Song

高見沢:本当に50年あっという間。みなさんと出会って僕らを見つけてくれて、コンサートに来てくれて。長くやっている。途中家庭の事情とかあっても、もどってきますから。ぼくらやってますから。長く続けている意味はそこにある。それでは50周年、感謝をこめてこの曲を

⑨ホルスト「木星」からの星空のディスタンス オーケストラつき。ここからスタンディング

高見沢:萩森英明さん指揮。コンサートマスター吉田さん。吉田さん名前は宇宙。こっちは太郎。きのう、なんでそんなに黒いんですかって聞いたらゴルフって。
吉田宇宙:黒すぎるって父に言われました。
高見沢:お父さんいくつ
吉田宇宙:68
高見沢:おー、櫻井の1つ下だ。ウチ、90過ぎまでお袋に髪切れっていわれてた。大丈夫。萩森英明さんはいつもアレンジしてもらってます。KO.DA.MAも。

坂崎:今日アレやんないの?
高見沢:アレ?アレね。アレ。トラウマのデビュー曲。今日は覚悟を決めてやります
坂崎:筒美京平さんが、高見沢君のために作った曲だよ、櫻井A面だったのが。50年たって、こんなすばらしいオーケストラと。
高見沢:(ハンドマイクとヘッドセットを両方つけて)どっちでしゃべっていいか
櫻井:ハンドマイクでどうぞ
高見沢:本当に長くやっててよかったと思います。では。

⑩夏しぐれ

高見沢:アレンジで夏しぐれがよみがえってみたいだ。ただ、ハンドマイクはやめよう。激しいうたはいいが、どうしたらいいかわかんない
坂崎:筒美さん、松本さんはゴールデンコンビだからね。唯一ヒットしなかったのがアルフィーで、今も松本さんに会うとあやまられる
高見沢:当分歌わない。オーケストラないと歌わない。(贅沢になってと誰か)。気持ちいいし。次、これはコロナの時、ぜひオーケストラとやりたいと思いながら作った曲

⑪時の方舟
⑫ヴァルキューレの騎行~ジェネレーション・ダイナマイト
⑬Flower Revolution
(高見沢さんだけでなく、櫻井さんもぴょんぴょん)
高見沢:THE ALFEE プレミアムオーケストラの皆さんでした
19:45終了

19:47
高見沢:ありがとう。お祝いをしてくれてありがとうございます。いい時も悪いときも3人でやってきたのが誇り。これからどれくらい時間があるかわかりませんが、ここ(足どんどん)が僕らのホームグラウンド(ほかの二人も足どんどん)。いつまでもホームに。まだまだ旅は終わりません。年は取りましたがまだまだ僕らは元気です。未来は僕らとみんなを待っている。あきらめない夢は終わらない。

⑭終わりなきメッセージ

高見沢:それでは再びプレミアムオーケストラのみなさんと。

⑮時の方舟

オーケストラの幕が閉じ、3人がせり上がりのステージを下に。メンバーも、ずっとずっと手を降っていて、下に隠れるぎりぎりの指先まで見えていた。

20:08終演