16日・吟醸酒いろいろ | Rockdom~酒に飲まれて

16日・吟醸酒いろいろ

 新聞に、東京駅八重洲北口に、期間限定で16日から「吟醸バー 蔵70」がオープンすると載っていたので、友人と2人で行ってきた。

 なんでも37都道府県の70蔵から選りすぐりの吟醸酒を集めているとの触れ込み。基本は1杯300円だが、非売品の鑑評会出品酒も一杯500円で飲めるという。さらに、飲み比べセット(3種・600円)、各蔵元持ちよりのつまみも楽しめるとくれば、期待しちゃいますわな。

 週ごとにフィーチャー蔵も変わるということで、第一週目は「高砂酒造(北海道)」「島崎酒造(栃木)」「渡辺酒造(東京)」「福光屋(石川)」「灘菊酒造(兵庫)」「梅錦山川(愛媛)」の6蔵が前面に出されていた。


 【灘菊】

 でもって、一杯目は兵庫のお酒(手前)。名前は確認しておりません。フルーティー(吟醸酒だから当たり前か)。向こう側の白いお酒は、友人の濁り酒(福光屋)。濁り酒にしてはすっきりで、あとからコメの味がほのかに感じられた。

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【飲み比べ】

 お次は、飲み比べセット。まずはBセットから試す。右から、「島崎酒造(栃木)」、「福光屋(石川)」、「梅錦山川(愛媛)」で、右から順に飲んでみた。右はちょっとからめかな~という感じ。続いて真ん中を飲むと甘ーい。一番左は右と真ん中を足して二で割ったぐらいかなあという具合。

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 さらにAセット(「高砂酒造(北海道)」「渡辺酒造(東京)」「灘菊酒造(兵庫)」)の3種にトライ。まずは北海道を口に含む。。。水みたーい。飲み口が水っぽいのはよくあるが、喉越しまで水のよう。不思議。なので水とも比べ飲みしたが、水の方が味があった。。。本当にスッキリしている。続いて東京。これも水。兵庫は少しはうまみがあるかなあとも思ったが、それでもスッキリだった。

 そして、Aセットを飲んだ後に、Bセットで一番スッキリしていた栃木の酒を口に含むと、甘く感じられる。味覚って相対的なものなのねーと、感心したりする。


 【水】

 水は仕込み水がペットボトル500cc100円で売られている。ちなみに、「鳥海山自然水」の製造元には、市町村合併前の住所が書かれていた。

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 【総括】

 ・比べ飲みができるというのは、よいもんだ

 ・でも、すぐに酔ってしまうので、後半は比べられない。困りもんだ


 【不満】

 ・出品酒のリストや蔵の説明がない!!!たまにリストのペーパーを持っている客もいるのだが、そして当然主催者もペーパーを持っているのだが、コピーがない!当然、カウンターに行けば「メニュー」という形でラミネートされたリストはあるが、そんなん覚えられますかいな。「あっ、このお酒、おいし~♪また飲もう」と思ったとき、はて、どのお酒だったっけと戸惑うこと必至。初心者や新たな出会い(酒との)を求める層には不親切でありました

 ・つまみが少ない!量、少ないです。これから行かれる方がいらっしゃるとすれば、ごはん軽く食べてから行った方がよかろうかと


 いずれにしても、週替わりなので、休みが取れたらまた行こうかなと思う次第。カウンターもあるのでおひとりさまでもOKかしらん。