硝子体手術の後は、医療用ガスを眼球の中に入れてあるので、

しばらくうつ伏せ寝生活をすることになります。

ガスの浮力を使って、剥がれた網膜をくっつけるためです。

 

ですので手術後どのくらいしっかりとうつ伏せ寝をすることができるかによって、

結果が変わってくるのです。

例え手術が成功しても、うつ伏せ寝をさぼっていると網膜がうまくくっつかない場合もあります。

病院によっては1週間ほど入院する所もあるようなので、

うつ伏せ寝が大切なことはすぐに理解できました。

 

 

この絵のような状態で2週間を過ごしました。

 

うつ伏せ寝 イラスト

 

またまた力作です、笑

 

 

普段うつ伏せ寝をしている人も、顔を横にできないのできっと大変だと思います。

寝ているだけなので余裕でしょ!と思いましたが、一瞬でギブアップ。

少しでも楽になるように色々と試しました。

 

 

始めにしっかりとした固めのマットレスと敷布団を用意してください。先ずは土台が肝心です。

そして胸の辺りに枕かクッションを入れて高さを出すと少し楽になります。

少しだけど、この少しが大違い。

 

そして次に同じ姿勢を続けないことがポイントです。

辛くなったら膝立ちの体勢にしたり、

穴あき枕の替わりに、おでこにクッションを入れたり(目に当たらないように)して高さを変えました。

 

それでも限界がきたら、椅子に座ってテーブルの上に穴あき枕を置いて顔を伏せていました。

椅子に座った時に軽く下を向いているだけではだめで、深く伏せの体勢を取る必要があります。

 

ご飯とお風呂以外の時間はこのように過ごすことになります。

 

 

ちなみに手術後4日目くらいから髪の毛を洗えます。

そして顔を洗えるのは5日目くらいからでした。

目に水が入ることより、触ることの方が厳禁ということです。

 

念のため痛み止めとしてロキソニンという飲み薬をもらっていましたが、使うことはありませんでした。

ただ手術後2日目くらいまでは目薬をさすために上を向いたときだけ、

目がゴロゴロするというかひきつれるような感覚がありました。

 

そして3日くらい経ってうつ伏せ生活に慣れたころに、

油断して寝ている間に一度ゴーグルが外れていたことがありました。

その時に瞼に枕の角が当たっていたみたいで、起きたときに目に傷っぽい痛みがありました。

何もしないと一切目は痛くないのですが、まだ傷は治っていないんだなと感じました。

 

1週間くらい経つと半分くらい視野が戻ってきます。

そして手術をしたのは目ですから、身体は全然元気なのですよ。

ちょっとくらい家事をしても大丈夫かな?という気になりますが、そこはぐっと我慢してください。

音楽などを聞いて退屈なのを紛らわしましょう!

 

 

 

長いシリーズになりましたが、硝子体手術の記事は今回で終わりです。

 

目の手術は怖いですが、知ることによってかなり恐怖感は減ると思います。

麻酔は点眼麻酔なので痛くないし、手術中はぼんやりとしてほとんど見えません。

そして麻酔も良く効いているのと目は比較的痛みに鈍感なようで、

手術自体は痛くないので安心してください。

 

 

これから硝子体手術を控えている人の参考になりますように!