金曜日の夕方に「網膜剥離」と診断されて、月曜日に緊急手術を受けるまで安静に過ごすことになりました。

ご飯のとき以外は、ベッドに身体を横にしているように言われました。

動いて中心部が剥がれてしまうと、手術結果に影響するからです。

 

 

網膜剥離は7千人から1万人に一人くらいの割合の人がなる病気で、

20代と50代の人が多いようです。

若い人は網膜の奥の液体に粘度があるので、網膜に穴が開いても進行が遅いそうです。

それに比べて中年期の人は液体がさらさらとしているので、網膜に穴が開くと進行が早いそうです。

穴からさらさらとした液体が流れ出てくるイメージです。

液体の流れ出るスピードを少しでも抑えるためにも、身体を起こさないで横になっているように言われました。

 

網膜剥離はボクサーや転倒して目をぶつけたりした人がなると思っていたので、

まさか自分がなるとは考えていませんでした。

私は加齢と強度近視が原因だそうです。

強度近視の人はなる確率が上がるそうです。

 

網膜剥離の怖いところは、痛みが一切ないこと。

ですので、近視の人だと気づくのに遅れることがあります。

もともと良く見えていないので、多少視界が狭くなったり影ができても気づきにくい。

早めに気づけた私はラッキーでした。

痛みがないことから、気づけたとしても仕事が忙しく病院に行くのが遅れる人がいるそうです。

何となくおかしいなと思いつつ、仕事が休みに入った年末に病院に行ったのはいいが、

最悪の場合、年明けまで手術をできる病院が休みで、手遅れになってしまう人もいるそうです。

 

網膜剥離になるとどんどん進行していきます。

目薬などでは進行を止めることはできなく、手術をするしかありません。

ですので、視界に違和感を感じたらすぐに病院へ行ってください。

 

 

医者に安静を言い渡されたので、ベッドに横になって土日を過ごしました。

寝ていると一日の長いこと。

土曜の朝起きると、その時はまだほとんど視界に変化はありませんでした。

そして日曜の朝起きると、明らかに視界に変化がありました。

ここまでくると、気のせいではないレベルに視界に違和感を感じました。

この時点で金曜日だったら、手遅れなんだと理解できました。

見えている部分と影になっている部分の境目が、歪んで見えました。

眼科の先生が月曜だとぎりぎり間に合うと思いますと言っていた理由が分かりました。

進行が速い病気で恐怖を覚えました。

 

目の手術はもちろん怖いけれど、早く月曜になって手術を受けたいとすら思いました。

 

 

私の目ってどうなるんだろう?

無事に仕事に復帰することはできるのだろうか?

そもそも手術後に今までと同じ生活を送れるのだろうか?

 

弱気になっていると、最悪の事態を考えてしまってダメですね・・・