今回は久しぶりに石のお話をしようと思う。

石愛好家に人気のモリオンなのだけれど、偽物が多いのよ~

 

特に個人の販売サイトなど。

販売している人も、もしかしたら知らないのかな?と思う。

 

じゃあ鑑別書を取ればいいんじゃない?って話になるのだけれど、

モリオンに関しては鑑別書はあまり意味がないと思っている。

 

天然のモリオンにも、人工照射で黒くしているモリオンにも、

「通常、色の変化を目的とした人為的な照射処理が行われています」

の一文が必ず入るから。

 

鑑別機では天然か人工照射かは区別が付かないそう。

 

だから天然のモリオンの特徴を知って、なおかつ信頼できる所で購入するしかない。

 

産地の記載がない物は、一度疑ってみてもいいかな?と個人的には思う。

他にも怪しいかな?と思うポイントがあるんだけれど、専門家ではないから止めておくわ。

 

 

手前の黒い厳つい石がモリオンだよ、産地は中国山東省産。

 

実物を見ると、吸い込まれてしまいそうな感じがする。

 

 

特徴は

・無骨で荒々しい感じ

・泥のようなものや白い石(母岩っていうのかな?)が付いていることが多い

・ほぼ光を通さない(光を全く通さないという説明がされているサイトがあるけれど、これは半分間違い)

 

 

 

一番上の写真の左側のモリオンだよ。

行け、クジラ号って感じだね。

 

ピンクの丸の所分かる?ちょっと透明になっているでしょ?

 

 

 

そして先端の部分。

後ろからライトを当てると、一部光を通すのが分かるかしら?

だから完全に光を通さないわけではない。

 

 

本物のモリオンが欲しい場合は、信頼できるお店探しが一番重要になってくるよ。

そして少しでも迷う場合は、購入を控えるのが正解!

 

原石の状態だと本物か大体分かるけれど、丸玉のビーズになってしまったら全く分からない。

チベット産の傷が残っている状態のビーズではなくて、綺麗なツルツルのビーズの場合だと本当に分からない。

 

私もロシア産のモリオンが一部使われているブレスレットを持っているけれど、本物だとラッキーくらいにしか思っていない、笑

 

 

逆に鑑別書が必要な石もあって、これはまた今度書くね。