AEGsの話⑥

昭和の頃は、社内でも学校の職員室でも喫煙する風景は普通でした。

専売公社が民営化されたのが1985年。民営化されてJT(日本たばこ産業株式会社)になりました。

最初の頃のJTは、環境やエコロジーのイメージ戦略とタバコの共存をしていたようです。でも、最近は健康志向とタバコを吸わない人との分煙化やファミリーレストランでもタバコを吸えなくなりました。

たばこの葉は、最初は緑色です。乾燥する過程と数種の葉をブレンドする際に高熱で加熱されて、熱によるメイラード反応で葉は褐色になると同時に糖化され多量のAGEを含む様になります。

タバコを吸うとたばこの煙の一酸化炭素とヘモグロビンが結びつき細胞が酸欠状態になります。

それにタバコの煙には、血管の収縮と血圧の上昇をさせたり心拍数を上げるニコチンや発がん性物質を含むタールが多く含まれています。

収縮を繰り返す血管は内側が傷ついてコレステロールや動脈硬化からAGEを取り込みやすくなります。動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高くなります。

また、禁煙しても体内のAGEは溜まったままで禁煙後もかなりの期間、がんや心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクが高いままです。

最近の電子タバコは、タールは含まないもののホルマリンが入っているそうです。

煙が出ないからと言っても体には悪そうですね。