ただただガックンのご尊顔を拝しに行って参りました。
なんですが、
私はどうもガックンへの愛が足らないようで
「なんだかな~」と首を捻って帰って来ました。
眠狂四郎はころび伴天連(改宗した宣教師)が幕府役人の娘に産ませた不幸の子。
彼は母と幽閉されて育ったが、母は黒ミサの生贄となって死んでしまった。一年前、黒ミサの首謀者である自分の父フェルナンドを討った狂四郎はそのとき出会った元隠密の美保代を懇意の常盤津の師匠文字若に預け庇護していた。
だがまた腹に黒十字が書かれた女の死体が続いて発見されるようになる。その死体はみんな美保代に面差しが似ていた。美保代は狂四郎の母にもよく似ている・・・
狂四郎はまた黒ミサは行われていると察し、美保代を武部家に預けた。
時同じくして黒ミサを画策している米問屋備前屋と側用人土方に狂四郎を父の仇とする石動一馬が訪ねてきた。備前屋は一馬を使って、今度こそ狂四郎を倒さんと用心棒三雲迅雷に依頼するが・・・
幕開きにガックンが黒の着流しで登場したとき、本当に
「ほぉ~
」というピンク色のため息が会場から起こりました
本当にガックンにこの拵えは似合うな・・・
ということでガックンのビジュアルは無敵!無双!でしたが
一つ綻びがあるとするならは、
手が思ったよりも綺麗じゃないな・・・
いつも懐手にしていて、
いよいよってときに手を出すので
結構重要だと思いますが、
動きも指先まで神経が行っていない感じがしました。
殺陣は相当に練習されたようで、本当にお上手。
アクションのプロの方もお上手なんでしょうが、
何十人相手に切り結ぶ様に
ほとほと感心いたしました。
演技力なんてものは端から期待してはいなかったのですが
ニヒルを演出するためか台詞が少なく、
ぼそぼそとした語り口なのに突然叫ぶの繰り返しで
非常に聞き取りにくかったです。
ゆっくり話そうとしたのか台詞の前に
ため息が入るんですよ
「ハン、美保代、フ~ン、お前の体を、フ~、借りることになるやも知れぬ」
ちょっと極端なんですがこんな感じ。
あんまり「ハン、フン」言うんで
途中から笑いを堪えるのが、大変でした
大変姿が良いので、
もっと舞台向きの発声とか踊りも極めていけば
また別の企画のガックンを観てみたいと思いました。
エリザベートのトートとかハマると思います。
で、このガックンの魅力が十二分に発揮されていなかったのは
偏に脚本と演出がお粗末だったらにちがいありません。
時代劇なのである程度覚悟していたんですが
すっげー説明台詞が多い
それが大半、あらすじにも書いた
父親を殺した一年前の事件についての説明で
そっちの方がドラマチックなので、
そちらを中心に脚本を書けばよかったのに
セット替えが頻繁に行われてるのですが、その度に暗転し
明るくなってもそんなに変わってないでやんの。
しかも本当に間を取って話す役者さんが多いので、
流れがブチブチ切れてしまい
スローテンポでどうしようもない
もう、本当に寝ちゃうかと思いましたよ・・・
ガックン以外には備前屋の綿貫さん、土方の堤さんの
ベテラン勢はさすがの台詞回しでした。
綿貫さんがいなかったら本当に成り立ってなかったよ、この舞台。
女性陣もみなさん美しかった![]()
ただ時代劇と思えぬメイクだったので、
美保代役の杏さんは可愛いのにノッペリしちゃって、
お顔がまん丸く見えてしまったのが惜しい![]()
映像でもなんか怖かったし。一番の美人はガックンってことなのかな・・・
一馬役の山本くんは爽やかで殺陣も頑張ってて好感が持てました。
三雲役の嶋田だんは存在感が素晴らしいのですが、
台詞が聞こえない・・・舞台に向いてないんじゃないのかな
他には本当に重い空気の客席を懸命に盛り上げてた講釈師役の古本さん、
スリ役の古堂さんも目が行きました。
最後、カーテンコールがないのもお客さんを大事にしてない感じで、
どうなのかと思いました。
だってこの舞台、一番高いところは¥30,000もするんですよ!
なんで来てくれてありがとうって伝えられないんだろう。
座長さんなんだからさ~
ほぼガックンファンの客席なのか、
観劇のマナーがあんまり分かってないのかなと思いました。
ポスターのプレゼントがあったようですが、それを平気で立てかけたり、
前のめりで観てたり。
後、3階の最前の手すりにオペラグラス置くなよ、
落ちたらどうするんだよ、危ないじゃん。
スタッフさんも1ベル鳴っても注意しなかったんですが、
フォーラムの係員いなかったのかな?
最終的に私がガックンとこのスタッフさんみたいな方にお願いして
注意してもらいました。
やっぱジャニオタって行儀いいよ、うん。
自分たちも以前はそうだったから、
その内慣れれば変わるんだと思います。
私がもっとガックンが好きなら、
いろいろ納得できたんだと思いますが、
ちょっと残念感が漂うステージでした。


