「小沢裁判」で見えた「法の支配」の嘘。 | 武藤貴也オフィシャルブログ「私には、守りたい日本がある。」Powered by Ameba

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国家主権、国家の尊厳と誇りを取り戻す挑戦!品格と優しさ、初志貫徹の気概を持って(滋賀四区衆議院議員武藤貴也のブログ)

 今日、小沢一郎氏の無罪判決が出されました。予想していた人もおられたでしょうが、「まさか」と思われた人も多いのではないでしょうか。

 率直に言って、「日本における法の支配というのはやっぱり嘘だ」というのが私の感想です。近年の裁判でここまで「民意」と「司法」の乖離がはっきりした事件は無かったのではないでしょうか。

 数年前「裁判員制度」が導入されました。その目的のひとつは「司法の民主化」。簡単に言えば、裁判に国民の意見をより反映させることです。ですから最高裁判所のHPにも「国民のみなさんの意見を採り入れるのにふさわしい,国民の関心の高い重大な犯罪に限って裁判員裁判を行うことになったのです」と書かれています。

 しかしながら小沢一郎氏の裁判は、まさしく「国民の関心の高い重大な犯罪」であるにもかかわらず、裁判員制度の対象になっていません。なぜなら、裁判員裁判の対象事件は「刑事事件」に限られているからです。

 「司法の民主化」というのなら「小沢裁判」こそ「民主化」しなければならないと私は思います。

 私は以前から、このように政治家が政治資金規正法違反などで裁かれる裁判や、行政機関が訴えられる行政訴訟などにこそ「裁判員制度」を導入すべきだと訴えてきました。なぜならそういう裁判こそ最も「民意」が反映されにくい分野で、本来最も民意が反映されるべき分野だと考えるからです。

 いずれにしても判決が出た以上、仕方がありません。あとは国会で「法的責任」ではなく、「同義的責任」や「政治的責任」を追求して頂きたいと切に思います。

 政局はというと、おそらくこれまで抑えられてきた小沢氏の影響力が盛り返し、野田総理の足元はさらに不安定になるでしょう。小沢グループは徹底して増税法案に反対するようになり、野田総理が増税法案を通すためには、自民党の谷垣総裁と組むしか選択肢がなくなりました。

 「話し合い解散」の可能性が高まったという見方が報道でも見られます。

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昨晩、東近江市の能登川大中地域で私を囲み懇親会をして頂きました。

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私の隣は地元市議の川南ひろし先生。川南先生は私が最も信頼を寄せる先生の一人です。優しい性格ですが、地域の要望事には、いつも真剣且つスピーディーに対応されています。その姿を見て私もいつも色々なことを教えて頂いています。

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私の挨拶。農業や土地改良の問題から外交・安全保障政策まで、私の思いを少し長く話してしまいました(笑)関係者の皆さん有難うございました。この場をかりて御礼申し上げます。