十三人の刺客 | 武藤数顕オフィシャルブログ「Myself」Powered by Ameba

十三人の刺客

打ち合わせでフジテレビに伺った……

あるドラマの企画でプロデューサーと大物俳優のマネージャーさんとお会いした……

するとプロデューサーさんから映画を一緒に観ませんか?と誘われ、ご一緒する事にした……すると大物俳優のマネージャーさんから、いや~他局の映画なんでなかなかお誘いしずらくて、監督と一緒ならって、ねぇ~ニコニコ打ち合わせにかこつけて、僕を映画に誘いたかったのか……
すぐに理由はわかった……「十三人の刺客」三池監督作品ニコニコ
以前、プロデューサーさんに言った事がある……Vシネマの「不動」と云う作品を観た!!三池監督とまだ高校生の谷原章介さんの鮮烈なデビュー作品にひひ僕は感動を伝えたくて、三池監督を訪ね思いのたけをぶつけた……そう隠れ三池監督作品ファンだと!!


それで誘ってくれたのか……映画館に向かう途中、マネージャーさんに聞いた……首転がります?
ええ。
転がった首蹴ります? ええ。
じゃ、腕や足は切り落としました?
観たんですか?
いえ、でも三池監督作品なら、ね~ニコニコ


「十三の刺客」冒頭から魅せてくれる!!
役所広司さんと松本幸四郎さんの感情を押し殺し冷静を装って話す話し方、それでもかんしは溢れ、観ているものに無念さや憎しみがひしひしと伝わってくる…役所広司さんが、将軍の弟の暗殺を決意するシーンは圧巻だ…「みなごろし」と書いた女性の恨みや思いを受けとり、やりきれなさから微笑む……役所広司さんの中に、やりきれない気持ちや憎しみが湧き上がる……

とかく三池監督作品はその派手なアクションシーンが話題になる……

確かに後半50分の殺陣シーンは圧巻だ……リアリティを追求し、武士道……大儀に死ぬ生き方や生へのこだわり……それぞれの十三人と相手側の市村さんや稲垣さんの想いが悲しい……

しかし、それら全ては、冒頭からのそれぞれの描き方……俳優の技量もあいまって、とにかく面白い!!


伊原剛志さんは人殺した事あるだろうと言いたくなるし、稲垣吾郎さんは、太平の世に祭り上げられ、どんな無理難題も許され……死ぬ場所を求めもがいている……

いや~久しぶりに面白い映画を観た~!!