命の価格差……沖縄と日米地位協定 | 武藤数顕オフィシャルブログ「Myself」Powered by Ameba

命の価格差……沖縄と日米地位協定

選挙も終わり……


普天間問題も……喉元過ぎれば……の例えだろうか………

マスコミも大人しくなった………

選挙戦真っ盛りの時は……与党批判と相まって盛り上がったが………


先日……とある沖縄の方と話す機会があった………


沖縄は怒りを通り越えて……絶望した……それでも、生活しなければならない……重い言葉だった

僕達が生まれた時には沖縄に基地があり……日米安保条約は決まっていた……


僕が話した沖縄の方は………沖縄県人と他の日本人の命の値段は何で違う!?国境によって命の扱いが変わらないように国境無き医師団はいるが……沖縄と本土では同じ日本なのに何故違うと問われた……

沖縄の基地問題で……
基地より問題なのは日米地位協定だとその方は言った……

日米地位協定……
米軍が治外法権に等しく日本に駐留している……日米安保条約の第三条に基づき制定された取り決めだ……

1970年ゴザで米兵にひき殺された沖縄県人の家族が米兵を訴えたが判決は無罪に……日米地位協定に守られて………
ゴザの市民は蜂起した……レジスタンスだ!!

今でも……日米地位協定に基づき……

米軍兵が起こした事故や犯罪の賠償を求めても……日米地位協定に基づき米軍が査定し保障する………
裁判で争う事も難しい……

しかも米軍の査定では、自衛隊が同じように起こした事故の15%程度だそうだ………

命の価格差がそこにある……

日本国民の安全や財産は日本国憲法によって保証されているはずである………

しかし……沖縄では……

彼は最後に言った……

沖縄はアジアの戦略上必要なだけで、日本国にとっては必要のない県だと……
沖縄県人は日本人扱いされない………