語感と五感 | 武藤数顕オフィシャルブログ「Myself」Powered by Ameba

語感と五感

6月公演を終えて……

反省と後悔に苛まれ……

どうするべきか……
毎日……悩んだ……

正直、公演直後は、いつも辞めようと思うほど打ちのめされる……

才能の無さに……


いろいろ考え……

思考し……

道を探す…探す……探し求める


今の若者に総じて言える事……語感が悪い………


日本語の美しさや言葉の旋律の美しさを追求した作家三島由紀夫。

以前、美輪明宏さんは云った……日本語の美しさにこだわった最後の作家三島由紀夫と……

三島文学には朝の表現だけでも数十あり……その全てにリズムもメロディーもある。
しかし、今の若者がその違いを発音出来るのだろうか………
日本語本来のリズムをメロディーをどれだけ多くの若者が意識して使っているのだろうか……

言葉の旋律の美しさやメロディーを壊す事で自分や時代を表現したラップなどの音楽……それは、中世…クラッシックなどの古典芸術に対してのアンチテーゼとして生まれたアンダーグラウンド芸術として花開いた……

絵画なら、写実を否定した印象派やそれを経た抽象だ……

しかし、全ては古典に対してのアンチテーゼであるとの認識を有している

しかし、今の俳優志望の若者達が、その基本となる日本語本来のメロディーやリズムの美しさを考えたり、認識しているのだろうか………


難しく、遠く、高い壁が………


しばらく公演を休み……1から教え直さないと………


1から感じ直さないと……


次に……お客様の前に立つまでに………

五感使い感じた事を………

正しい語感で表現できるように……


しばらくは、サークルなどで………

自然や人に触れて……

五感を磨いてもらいたい。


真面目だけではダメだ!!

遊んで、楽しんで、苦しんで……五感を磨け!!