告白… | 武藤数顕オフィシャルブログ「Myself」Powered by Ameba

告白…

湊かなえさんの小説『告白』…その宣伝を兼ねて、品川女子学院の生徒達が、小説の殺人犯を裁判によって裁くと云う授業をおこなう……


漆校長から見学に来ませんかと、お誘いを受け……



弁護士さんの力を借り、生徒達は、検察官と弁護士、裁判員、そして被告に分かれ戦う!!


小説『告白』の殺人未遂をおかす少年は生みの母親の愛情を欲しさに、母親に教えてもらった方法で殺人をおかす……そして母に注目して欲しいと……


最初、生徒達は家庭環境や母親の愛情が欲しいと云う被告の気持ちに同調して、罪はないと………


しかし、厳罰派と保護派に分かれ議論を戦わせているうちに、一時の感情に流されずに、事件の本質に近づいていき……

模擬裁判では、家庭環境や母親の事は論点にせずに、殺意の立証や殺人未遂か傷害かなど事件の本質を議論しだした……

殺したいと思う事が殺意にあたるのか?

そこで計画的に殺人をおこなわい以上、殺意に値せず、心で思っているだけだから思想信教の自由が保証されている以上殺意を認定するには弱いとか………


高校生の想像力には頭が下がる。


みんな、脚本部にスカウトしたい位だった……


また、被告の少年役に立候補した少女は芝居も上手く、女優にスカウトしたかった………

生徒達は完成した映画を観て、また激論を戦わせ……

その後、主演俳優達と監督を交えてディスカッションをする……

こんなカリキュラムがある学校は羨ましい限りだ

それも、これも漆校長の並々ならぬ努力の結果だ……


『告白』…いろいろな事を考えさせてくれる作品だ……


皆さんも小説も映画も楽しんで下さい