ピノキオもクレオパトラも…吉祥寺 前進座への道 | 武藤数顕オフィシャルブログ「Myself」Powered by Ameba

ピノキオもクレオパトラも…吉祥寺 前進座への道

6月の赤坂区民センター公演を終えて

俳優達は、家族や友人、知人の「良かった~」「応援してるから頑張ってね」など歯の浮くようなお誉めの言葉に自信をつけた…

音符taste♪of♪honey音符甘い言葉は蜜の味音符

稽古場には勘違いの嵐が吹き荒れ…


ピノキオとクレオパトラの鼻は伸びる伸びる。

自分達は学芸会の延長の熱演で…

達成感はあったろうガーン

やりきった高揚感とその汗を見て、どれだけのお客様が「学芸会?」「あれが芝居?」と叱責できるだろか…しょぼん


お客様を送り出すロビーで「ありがとう御座いました」と頭を下げる俳優達に…

正直に言えないよな~

初演の夜は苦く切なかった…

俺だけ蜜無しかよ!!と独りツッコミを入れた……


その後、赤坂区民センターで再演

ここから、お客様の構成が変わってきた…
初演時は、若い俳優達の友人が多く、客層は7割が若者だった…

しかし、『蟻の街のマリア』は主人公がカトリック教徒と云う事もあり、初演の模様がカトリック新聞に掲載され世界配信された…


ニューヨークやパリ、バチカンにまで、素人劇団の公演の模様が写真入りで紹介されたのである
その為、再演時のお客様は半分がカトリック教会関係者に
しかも、客席にはシスター服のお客様や神父様まで…

参った……

俳優がキリスト教の式たりなど間違えたら…


場面が進んで…… 北原さん役のセリフが「子供達に賛美歌を教えます」ショック!ショック!ショック!
やっちまった~
しかも、自ら
賛美歌はキリスト教でもプロテスタント用語だ~!!

カトリックは聖歌だった…

参った…舞台に駆け上がり土下座したい気分だった…

しかし、客席の様相はまさにアメリカ映画の『天使にラブソング』を見るようだった…

シスターが子供達の聖歌に合わせて歌を口ずさんだり体を揺すってリズムをとったり…音符

しかし、劇団員はどう見ても『ベルリン天使の歌』だ……

汚く……醜い!!

ゴメンナサイ……

しかし教会関係者はどこまでも優しく……慈愛に満ち…

俳優達に「頑張って」「応援しています」と……
見ず知らずの人達に励まされ激励され…
ピノキオとクレオパトラの鼻はますます高くなった……

いつか折ってやるとサンダルど~エス魂が燃えてるぜ

その前にセリフ直しますゴメンナサイ