▼言わずもがなな事ですが…お芝居をする上で台本というのは、拠り所になるものです。

 

▼ちょっと話は逸れますが…ぼくが照明や音響のお仕事を頂いたりする時は、やはり図面を起こします。照明を吊る場合などに拠り所になるからです。図面がないと、何処に何をしたら良いかわからなくなりますし、そもそも、まずは図面を起こしませんと、全体像が見えてきません。

 

 

▼こうした図面も、自分だけが見るのであれば手書き、走り書き、省略して書いてしまいます。しかし、他に作業する人間が居たり、劇場の方に図面を提出する時は、他の人にも見やすいように書きます。当然のことながら、他人が見てわからない図面ほど意味のないものはありません。

 

▼閑話休題。台本も同様だと思います。他人と共有する『台本を書く』という行為は、演者やスタッフが見てわからないことが少ないほうが、共有するのが早くなります。しかし『台本に書く』行為は、他の人が見る可能性がない場合が多いと思いますので、走り書き、メモ、記号、省略・・・なんでも書くべきだと考えています。

 

▼台本に色々な情報を書き込む事は、いざカタチにする時の拠り所になるのです。