▼今回の公演『デスマーチ -ITサポ戦線、離脱不可-』は全弾撃ち尽くし、絞りに絞ってカスになるまでやる、と心に誓っておりました。

 

▼世の他の劇団の方々からは笑われてしまうかもしれませんが…ぼくらなりに、全弾撃ち尽くしました。カラッカラに。

 

 

▼古典を中心に上演してきたぼくらが、奏ちよこ先生の本を得て、色々な試みにチャレンジした本公演。もちろん、前回公演までも全力を尽くしていました。しかし、今回の公演はそれ以上に、といいますか…玉砕覚悟で臨んだものでした。

 

▼稽古中でも「次はない」という言葉をはじめて発した作品でもありました。だからこそ、ぼくも俳優たちも撃ち尽くしたのだと思います。

 

 

▼撃ち尽くしたから、一旦は何もなくなります。当然です。気力も体力も。物質的なものも。しかし、定繫港(各自の家だったり、気持ち的な拠り所だったり…)に戻った時、気力も体力も戻る、そう考えています。ぼくらがお芝居をやっている目的を見失わない限り、気力も体力も戻ります。
全弾撃ち尽くしたからこそ、補給が出来、次に進む事ができると改めて感じました。

身体も気持ちもメンテナンスを行って、次の航海に出港します。

 

出港用意。