▼生命を自ら絶った高橋さんのご冥福をお祈りします。
▼その上で、彼女が何故自ら生命を絶ったのか。それには色々な原因があると思います。今回の報道では労基署が過労死に認定したというニュースから考えてみました。
▼これは…人員配置、スケジュールといった見積もりをした人間の「見積もりが甘い」と言わざるを得ません。これは何も電通だけにあることではなく、どこの企業、ということでもなく…「キャスティングミス」をする人が多いように感じるわけです。
▼ぼくは舞台演出家という仕事をしている上で「お客様から褒められればそれは俳優のおかげ、評価が悪ければ演出者のせい」と考えて仕事しています。
▼もちろん、多くの企業人・ビジネスマンは「見積もり」をきちんとし、ミスや失敗が起こってもそれをフォローする能力があるのだと感じています。
▼しかしながら…中には『自分のスケジューリング、見積もりは完璧だ』と言わんばかりの人も居るのも事実です。そういう人がやっている組織(企業に限らず)は余裕がなく、今回のニュースのように追い詰められる人が出てくるのだと考えています。
▼こうした『キャスティングミス』『見積もりが甘い』人が…いつまでもやり方が変わらない、人が変わらないということであれば…これはとんでもないことだとぼくは思います。
----------いま思いつめていらっしゃる方へ----------
▼もし、このささやかなブログをご覧の方の中に今現在、思いつめていらっしゃる方がいたら・・・
一言だけ聞いてください。
「必ずあなたの味方はいますし、逃げることはかっこ悪いことでも情けないことでもありません」
必ず、あなたの味方は居ます。必ずです。
---------------------------------------
24歳東大卒女性社員が過労死 電通勤務「1日2時間しか寝れない」 クリスマスに投身自殺
労基署が認定 最長月130時間の残業などで元電通社員の高橋まつりさん=当時(24)=が自殺し、三田労働基準監督署(東京)が過労死として認定していたことを7日、遺族側弁護士が会見で明らかにした。
弁護士によると、高橋さんは平成27年3月、東京大文学部を卒業後、同年4月に電通に入社。インターネットの広告部門を担当し、同年10月から証券会社の広告業務も入った。
弁護士側が入退館記録を基に集計した残業は、10月が130時間、11月が99時間となっていた。休日や深夜の勤務も連続し、12月25日に、住んでいた寮から投身自殺した。