▼もう、7月も後半に差し掛かろうとしています。もうすぐ学生さんは夏休みですね。夏休み、どこに行きましょうか…
▼是非学生さんは『生』のモノを見て、触れて、聞いてほしいと思っております。特にお芝居をしている人には触れてほしいと思っています。
▼『生』のモノ。それは、直に見られて、聞けて、出来れば触れられるモノです。
▼映画館や水族館、動物園、美術館、博物館、遊園地…色々と魅力的な建物があります。
▼是非学生さんは『生』のモノを見て、触れて、聞いてほしいと思っております。特にお芝居をしている人には触れてほしいと思っています。
▼『生』のモノ。それは、直に見られて、聞けて、出来れば触れられるモノです。
▼映画館や水族館、動物園、美術館、博物館、遊園地…色々と魅力的な建物があります。
▼ぼくは講座でもワークショップでも良く言いますが、
「生のものを見なさい」
という話をします。
舞台はもちろん、生で見た方が俳優を目指す人にとっては刺激の受け方が映像を通してよりも、比較にならないくらい、衝撃的だとおもいますし、機会があれば、収録現場や公開録音などでのラジオDJの方や声優さん、役者さんの声量や声の響き、ライブ感なんていうものを感じるのはとても大事なことだと思います。普段、耳にし目にしている役者さんの声や仕草でも大きく違うもの―――ある種の衝撃―――を感じると思います。
これは、画面の中や所謂バーチャルなものでは感じる事が難しいのです。
▼少しお芝居から離れて、「刺激をうける」ということを観点に考えた時に、『館』とつくような場所はそのような刺激をうけるのには絶好だと考えています。
▼水族館、美術館、博物館、図書館、映画館・・・
▼映画館ももちろん大画面で迫力があっていいのですが、ちょっとここでは「生」ということに着眼していく事にすると…
例えば、水族館、泳いでいる魚が間の前にいる、
例えば、美術館、絵画が油絵が目の前にある、
例えば、博物館、江戸時代のお姫さまが使っていた道具がすぐそこに・・・
などという事実、生の展示などから、泳いでいる魚の習性だったり、魚類についての知識だったり、泳ぐ姿そのものだったり、所謂、有名画家の絵画、彫刻についての知識、装飾品の美しさ、歴史感のある使い古された道具について、新品の時はいかようだったか、どんな使われ方をしたのか・・・などなど、気づいたり、感じたりすることが多様にあるように思われます。そこからより明確なイメージを膨らませる事は役者修行においてとても大事であり、糧になると考えています。
▼以上の事から、『生』に触れられる場所というのは感性を刺激し、本物を見て感じる力を養う事により、自分のお芝居の世界がより広がり、想像力を高めるのにはもってこいだと思います。
▼役者稼業にとって、感性を磨くというのは必要不可欠であり、こうした日常の訓練によって培われていくものだと考えています。
▼俳優を目指している人は毎日やることがたくさんあります。学生のうちに…投資として、色々と生のものに触れてみてもらいたいとぼくは考えています。
