▼誤解を恐れずに言えば…専門学校や大学、養成所でお芝居を教えていらっしゃる講師の方への質問が、もし、おおまかな質問であれば、おおまかな回答しか返ってきません。

▼どういうことかと言うと…「滑舌が上手くならないんです」とか「芝居が上手くなるにはどうしたらいいですか?」というような質問には…ほぼ皆さんそうだと思いますが…練習するしかない、稽古するしかない、と仰ると思います。

▼しかし、「”ら”の発声が上手くいきません、どういう風に練習したらいいですか?」ですとか「ここの台詞についてですが…」と具体的になればなるほど、具体的にお応えくださいます。

▼つまり、大雑把な質問には大雑把にしか応えることしかできないわけです。講師の方は役者さんや演出者、監督であって、神様なわけではありません。ですので…全てを察することなんかできません。従って、具体的な質問には具体的に。ふんわりな質問にはふんわりお答えになると思うのです。

▼ではどうしたら具体的な質問ができるようになるか。それは…自分の事をまずはよく知ることが大切です。

▼何が出来て、何が出来ないのか。こうしたことをきちんと把握しておくと、---基礎練習でも、作品稽古でも---自分自身でもわからない所、不明点、聞きたいことが具体的になっていきます。

▼そうした具体的な事を講師の先生に聞き、お応えを更に反映することによって、自身の身になると考えています。

▼自分がいくら持っているか知らないのに、買い物に行こうと思わないのと同じです。もし、自分が持っている金額を抑えずに買い物しに行ったら…不安になりませんか?!


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ぼくが作・演出してます、劇団新和座。
第9回本公演「さなびつきり交響曲」は
1月8日からです♪
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皆様のお運び心よりお待ち申し上げております♪