劇団新和座の次期公演『さなびつきり交響曲』の稽古もどんどん進んでおります☆☆

▼俳優陣は台詞を入れる、という当たり前の事はもちろん、お客様にどうご覧頂くか、どうやって見えているか…そして何より、”舞台上でその役として生きているか”という事を自問自答しながら稽古に励んでおります。

▼ぼくを含めてスタッフは音を変えてみたり、照明をプランニングしたり、道具や装置を考えてみたり。同じ稽古の時間を過ごしていてもそれぞれやることは異なります。

▼今回、ぼくたちは古典ではなく、書き下ろしに挑戦しております。古典・翻訳上演で経験してきたモノをフルに活かしていきます!

▼そんな中でも、台詞・表情・仕草・動き…細部にまで神経を研ぎ澄ませて取り組んでいます。
自分の五感…視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を全て使い、作品に取り組んでいます。

▼視覚や聴覚は…他の感覚に比べて表現することは容易にも感じます。というのは…見たり、聞いたりというのは、お客様も舞台上を見たり、聞いたりしていただいているからです。

▼その視覚、聴覚以外…触覚や味覚、嗅覚はお客様と共有することが難しいです。ぼくは舞台演劇で表現することが非常に難しいモノと考えています。
例えば、舞台上に美味しいおむすびがあって…観て頂いているお客様もそれを触ったり、嗅いだり、味わったりすることができれば、それらの感覚を共有することはできますが…
やはりそれらをぼくらは言葉・仕草・表情・動作を使ってお客様に伝えることがお芝居の根本だと思っています。

▼そういったことから、ぼくらは自分たちの五感を使って、「その役として舞台上で生きる」事を念頭に役作り、作品作りをしております。
そうしたぼくらの作品を観て頂いてお客様にも五感の全てを感じていただけるようにさらに錬成して行きます。
そこには台詞はもちろん、表情も動きも仕草も…お客様がこの「さなびつきり交響曲」の世界で心地よく居ていただけるように…創り込みます☆

▼そして…オカルト的な話になってしまいますが…我々の(客演の方も含めて)俳優、照明、音響、道具、衣装、メイクなどなどを見て頂いて、「これ、いいぞ。なんかわからないけど、いいぞ」と第六感でも感じていただける舞台作品を目指し稽古に励んでおります♪

劇団新和座第9回本公演『さなびつきり交響曲』
来春、1月8日(金)からです♪
是非、ご期待ください☆