▼月。
明日が満月。
今日の月齢は13.1だそうです。

▼実はぼくは…つい最近まで「月」に何の興味もありませんでした。そりゃあ、もちろん、満月を見れば綺麗だなと思いますし、スーパームーンを見れば、でかいな、と感じていました。しかし、単にかんじていただけでした。


▼しかし、劇団新和座の次期公演「さなびつきり交響曲」を書くにあたって、いろいろ調べている中で、「月」と人間の暮らしは切っても切り離せないものがある事がわかりました。

▼それは日本だけでなく、イスラムの文化、ヨーロッパの文化、東洋の文化…世界各地の文化に「月」や「月の満ち欠け」は影響を与えているのです。

▼古代ギリシャももちろんそうで…月の女神といわれるのが、アルテミス、ヘカテ、セレネです。これらの神々はギリシャ悲劇「王女メディア」や「エレクトラ」にも出てきました。

▼もちろん日本の文化も「月」そのものや「月の満ち欠け」に大きな影響を受けていますし、季節ごとのイベントなどにもその影響があります。日本最古の歴史書である「古事記」では、イザナギが黄泉の国から戻った時に右目を洗い禊を行った際に生まれた月読の命であり、月を司ると言われています。同じ時に左目から生まれたのが天照大御神で、太陽の女神だと言われています。

▼以前にも書きましたが月は非常に不思議です。ぼくらがみている月は満ち欠けをします。しかし、月そのものが欠けたり満ちたりするわけではありません。しかし、そう見えるのです。
この科学技術が発達した現代、人類は月に立ち、研究が進み、色々な事がわかってきました。わかっては来ましたが…まだ解明されていないことはたくさんあるようです。
例えば…月の裏側が地球から何故見えないのか…などなどです。
こうしたことが月が不思議な存在で、色々なイメージを掻き立てるのでしょうか。


▼そしてなにより月は美しい。