データ改竄の現場管理者は「ルーズな人」「キャリア15年ほど」 旭化成建材役員が印象語る

公表された3040件のうち、横浜市のマンション傾斜問題で施工データ改竄(かいざん)を一部認めた男性の現場管理者は41件を担当。その8割を占める中京地区で男性はかつて勤務していた。

 旭化成側によると、男性はキャリア15年ほどで、中京地区の建設関係の会社に所属し、旭化成建材へ出向。現在は同社の契約社員で、くい打ち工事とは別の部門の担当となっている。男性は「くいが強固な地盤に届いてないと思った工事はない」と説明しているという。旭化成建材の堺正光取締役常務執行役員は会見で、男性の印象について「物言いや振る舞いからルーズな人だと感じた」と話した。
以上産経新聞より引用


▼このマンション斜傾の問題。
住んでいらっしゃる方のご不安や、怒りは物凄いものだと思う。

▼銀行でローンを組んだり、物凄い仕事をして、お金を貯めたり…引っ越しにまつわる色々な手続きをしたり…
お子様がいらっしゃる方は学校や病院などなどを考えて…
考えて、考えて、考えて。
そして、その場所に決めて住むわけです。

▼そして、この建物が斜傾する問題に関しては…単に品質の問題ではなく…こうした決断を経て買った方々の生活、目に見えない、カタチには表せない生活を根底から崩そうとしていると感じます。

▼その大きな問題がたった一人の改ざんの問題で済む話なのでしょうか。もちろん、原因は追求しなくてはいけないと思います。
が、原因追求=犯人探しではないと思っています。
上記の記事のように改ざんした人がルーズな人間なのだとしたら…それはそうなのでしょう。だったら、そのルーズな人が何故こんな大事な仕事に携わる事ができていたのか…また、その成果に対するチェックの仕組みはなかったのか…

▼個人的な意見ですが…こうした安全や生活に関わることの仕事にかける時間が短いように感じます。
もちろん、時間が多くかかれば、お金がかかります。かかりますが…単に’コスト’がお金の値段、高低だけで判断するのではなく…安全や生活にかかる部分はしっかりと時間をかけてほしい、何度もチェックして欲しいと考えます。