「1億活躍会議」に経団連会長ら28人

 加藤勝信1億総活躍担当相は23日の記者会見で、第3次安倍晋三改造内閣の目玉政策「1億総活躍社会の実現」に向けた具体策を話し合う「1億総活躍国民会議」のメンバー28人を発表した。民間議員は15人で、経済、子育て、介護など「1億総活躍」の関連分野に精通する学者や企業経営者らを幅広く起用した。

 議長に安倍晋三首相、議長代理に加藤氏が就き、他に11人の関係閣僚も加わる。会見で加藤氏は「それぞれ違う切り口で、新たな視点に立った議論が進むと期待している」と語った。

 民間議員には、若者の就労支援に取り組むNPO法人「育て上げネット」の工藤啓理事長ら30代の2人を登用。タレントの菊池桃子氏や少子化ジャーナリストの白河桃子氏など女性4人も選ばれた。政府内の既存の議論を生かすため、経済財政諮問会議の民間議員を務める榊原定征・経団連会長らが加わった。

 国民会議は29日に初会合を開き、11月末に決定する緊急対策の中身を検討する。加藤氏は23日、自民党の稲田朋美政調会長と党内議論の日程などについて意見交換しており、与党の要望も対策に盛り込む考えだ。
(以上産経新聞より引用)


▼ぼくは比較的現政権のやっていることに肯定的です。しかし、安倍首相や安倍政権がやろうとしていることの全てに賛成というわけではありません。
原発再稼働にしても消費税増税にしても、意見が異なります。


▼この「1億総活躍」の話題を見ていると…やはり違和感を覚えます。名前が戦時を思い出すとかわけの分からない事を言うつもりはありません。
1億総活躍と言っているのに、何故か、文化に関わる箇所がないのです。(実際はあるかもしれませんが…新聞各紙では読み取れませんでした。)自民党の党内組織でも文化に関する分科がないのです。


▼文化の分野では「活躍」する場面などない、そういうことなのでしょうか。既に文化分野で活躍されている人、これから活躍しようとする人ももちろん居ます。
もちろん、文化の分野が必ずしも、経済に直接貢献でいきるか、と言えばそうでない部分もあります。
「活躍」=「経済活動」というような意味合いでの1億総活躍なのであれば…ぼくはこの辺りに違和感を覚えます。
文化の劣化は…経済活動をへんな方向に推し進めてしまうのではないでしょうか。