劇団新和座の次期公演、第8回本公演はジョン・マレル作「パレードを待ちながら」というカナダ演劇です。

この物語は…第二次世界大戦下のカナダ、そこに住まう5人の女の物語です。
この5人の女、職業も年齢も生活も異なります。
また考え方、言動も違います。
共通しているのは、「戦争は悲しいものだ、戦争は起こしたくない」という思いです。
ある者は…自分の家族を心配し、
ある者は自分よりも年下の者を心配し、
ある者は…
更に5人に共通しているのは…自分以外の者の事を心に思っている、そんな物語なのです。

もし…もしも…今、この日本が戦争に巻き込まれたら…
この5人の女の言動、考え方に共感できる部分もあれば、
共感できない部分もあるかもしれません。

もちろん誰しも戦争なんかしたくない。
この思いは誰も変わらないと思います。
しかしながら…戦時になってしまった時…「戦争には反対」とは言えても、
自分の愛する家族や身内、自分と親しくしている人に対してどのような行動を取れるか…
また、一般の国民が取れる行動はなんなのか…
この物語の5人の女は一生懸命その世界を生きております。

本年5月、阿佐ヶ谷シアターシャインにて上演いたします。
是非、ご期待ください☆