いくつか作品を作って行く毎に『イメージは大事だな~』と毎回思います。
読み合わせや道具、衣装が揃っていない時などは、イメージを十二分に発揮していないとどうしても、ただ、『読んでいるだけ』のお稽古/練習になりがちです。
読み合わせや道具、衣装が揃っていない時などは、イメージを十二分に発揮していないとどうしても、ただ、『読んでいるだけ』のお稽古/練習になりがちです。
役者さんとして大事なことの一つに「想像力を発揮する」というものがあると思います。
この想像力を細部にまで発揮しないとお客様に伝わるものも伝わらない、ただ、音が流れ来るだけのモノになってしまうと思います。
この想像力を細部にまで発揮しないとお客様に伝わるものも伝わらない、ただ、音が流れ来るだけのモノになってしまうと思います。
イメージは本当に細部にわたるまでしなければなりません。
その役の背景、生い立ち、その時の心理状況、生理状態などなど・・・
何故ならば、わたしたちは生きている上でこうしたことは、ある種の本能で上記の状態を把握しているのだからです。ですので、『役として舞台で生きる』ということを考えた時に、役者さんは、その役のそういった事項を細部にまで考えておかなければ、薄っぺらい役になってしまいかねません。
同時に『思い込み』というものは作品を作る上で非常に邪魔なものなわけです。
『イメージ』は大事なのですが『思い込み』は邪魔。
作品は一人で作るわけではないので、役者同士、演出家や監督と役者と言った人々との『イメージの交換』が必要になってきます。
このイメージの交換の際に、『思い込み』が強く相手の『イメージ』を取り入れたり、融和できない人のお芝居には硬さや、”思い込み”、それらの弊害が出て来てしまいます。
自分の思い込みだけでお芝居としようとしてもできるものではありません。イメージを十二分に練って、他者とのイメージを交換し、融和する。
その中に役(自分)がどう見られ、どう見えて行くのか、役のとるべき行動のヒントがそこにあるのだと考えています。
思い込みをなくし、柔軟に考え、イメージを広げて行く事が役者さんにとって重要なポイントの一つだと思います。
